化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

  
※ ☆オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2024年3月22日(金)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

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講 師

 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学) 
 赤坂 修一 氏

《専門》
 高分子の力学的性質、振動・騒音対策(制振、防振、吸音、遮音)材料

《略歴》
 1997年~1999年 東京工業大学大学院 理工学研究科 有機材料工学専攻 修士課程
 1999年~2002年 横浜ゴム株式会社 入社
 2002年~2005年 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 博士後期課程
 2005年~2008年 東京工業大学大学院 理工学研究科 研究員
 2008年~2016年 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 助教
 2016年~現在 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教

《活動等》
 日本ゴム協会 関東支部 副支部長(2015年から)
 日本ゴム協会 e-JSM編集委員会 委員(2011年から)
 制振工学研究会 幹事(2014年から)
 制振工学研究会 材料技術分科会 主査(2014年から)
 制振工学研究会 振動音響解析ワーキンググループ 主査(2016年から)

受講対象・レベル

 吸遮音材料の基礎を知りたい方、音響メタマテリアル技術、またその遮音材料への適用に関して興味のある方。

趣 旨

 騒音は望まれない音であり、快適な居住環境、労働環境実現のため、自動車、工業機械、電化製品など様々な分野で対策が講じられている。騒音を低減させる材料は、大きく吸音、遮音材料に分類される。効果的な活用、開発を進めるうえで、それぞれの特徴、機能発現のメカニズムを理解することが重要である。
 また、近年、新たな音響材料として、音響メタマテリアルが注目されている。メタマテリアルは、電磁波や音波などの対象とする波動よりも短い周期で構造体を配列した材料であり、波動の伝播挙動を制御することで、自然界で見られない、負の誘電率、屈折率などの特異な物理現象を示す。音響メタマテリアルは、文字通り、音波を対象としたメタマテリアルである。構造体の構成・形状等により、Locally resonant(ばねーマス)型、レゾネータ型、メンブラン型などに分類される。
 本講演では、吸遮音材料の特性、メカニズム、測定・解析法を説明する。また、Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用事例について紹介する。

プログラム

1 音の特性
 1.1 音の基本的性質
 1.2 音波による現象
 1.3 空間の音響設計
 1.4 聴覚特性
  
2 吸音材料
 2.1 吸音特性の評価法
 2.2 吸音材料の種類と特性
 2.3 波動理論に基づく吸音特性の解析
 2.4 各種吸音材料の吸音特性
 2.5 吸音材料の活用法
  
3 遮音材料
 3.1 遮音特性の評価法
 3.2 一重壁の遮音性能(質量則、コインシデンス効果)
 3.3 中空二重壁の遮音性能
 3.4 積層構造の遮音性能
 3.5 遮音材料の活用法
  
4 音響メタマテリアルとは
 4.1 メタマテリアルとは
 4.2 音波の伝播挙動
 4.3 音響メタマテリアルの分類と研究動向
 4.4 負の有効質量密度と体積弾性率
  
5 Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音特性
 5.1 Locally resonant(LR)型音響メタマテリアルとは
 5.2 LR型音響メタマテリアルの振動抑制・遮音特性
  
<質疑応答>