☆ 生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について紹介します!
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナーのご案内
開催日時:2024年5月14日(火)13:00~16:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
備 考
・ 資料付(PDFデータでの配布)
※ 紙媒体での配布はございません。
※ 資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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申込方法
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講 師
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 応用化学プログラム 准教授
中山 祐正 氏
【学位】
博士(理学)
【専門】
高分子化学
【略歴】
1995年3月大阪大学大学院 理学研究科 高分子科学専攻 博士後期課程修了(博士(理学)取得)
1995年4月大阪大学 理学部 助手
2000年4月広島大学 工学部 助手
2007年4月 同 大学院工学研究科 助教
2008年4月 同 大学院工学研究科 准教授
2020年4月改組により 同 大学院 先進理工系科学研究科 准教授
2022~2023年度 高分子学会グリーンケミストリー研究会 運営委員長
受講対象・レベル
・製造業務にたずさわって1~3年の若手技術者や新人~中堅の方
必要な予備知識
・高分子化合物やその原料などの化学構造式が出てきます。
・高分子化学の基礎知識があると理解しやすいですが、できるだけ分かり易くするよう努めます。
習得できる知識
・熱可塑性エラストマー(TPE)とは何か
・一般的なTPEの種類、化学構造、性質が理解できる
・生分解性TPEの分子設計を理解できる。
趣 旨
熱可塑性エラストマー(TPE)は、熱可塑性プラスチックと同様に成型加工が可能なエラストマー(ゴム)材料であり、通常の架橋ゴムと比較して、成型加工性やリサイクル性に優れているという特徴を有する。一般にTPEは柔軟なソフトセグメントと剛直なハードセグメントから構成される、トリブロック以上の多ブロック共重合体やグラフト共重合体の構造を持つ。TPEがどのように合成されるのか、TPEの構造と物性の関係、などについて説明し、一般的なTPEの例とそれらの特徴について述べる。
また、植物由来の生分解性ポリマーとして注目されているポリ乳酸は比較的剛直なポリマーであり、ポリ乳酸をハードセグメントとして利用したTPEがいくつか報告されている。そのようなTPEの例として、講演者が開発した生分解性TPEの分子設計、合成、物性、および生分解性について紹介する。
プログラム
1.はじめに
1-1.高分子材料
1-2.プラスチックとゴム
2.熱可塑性エラストマー(TPE)
2-1.TPEの特徴
2-2.TPEの構造
2-3.TPEの合成
2-4.TPEの物性
2-5.一般的なTPEの例
3.生分解性を有するTPE
3-1.生分解性TPEの分子設計
3-2.ポリ乳酸をハードセグメントとするTPE
(1).これまでの報告例
(2).最近の研究1:ポリ(ε-カプロラクトン-co-D,L-ラクチド)をソフトセグメントとするTPE
(3).最近の研究2:縮合系脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするTPE