化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ フィルム上へのMOF薄膜作製、複合化による新規材料創製 ~
☆ ガス分離・貯蔵、触媒、ドラッグデリバリーなど多岐にわたる分野への応用展開が期待されるMOFについて徹底解説!

 
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2024年2月28日(水)13:00~17:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 准教授 博士(理学)
 鶴岡 孝章 氏

《専門》
 ナノ材料科学、界面化学、多孔性材料、無機ナノ粒子

《略歴》
 2008年3月 甲南大学大学院 自然科学研究科 生命・機能科学専攻 修了
 2008年4月 科学技術振興機構 ERATO北川統合細孔プロジェクト 研究員
 2009年4月 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 講師
 2018年4月 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 准教授

受講対象・レベル

・MOF/PCP等の多孔性材料の研究開発に従事している方
・エネルギー貯蔵材料、フィルタ・分離材料等の研究開発に取り組む方、等 

習得できる知識

・MOFの基礎知識:基本的な構造・物性・特性
・フィルム上へのMOF薄膜作製技術
・材料複合化による新規材料創製の指針 

趣 旨

 金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF)は、均一な細孔構造や大きな表面積をもつ多孔性材料であり、ガス分離・貯蔵、触媒、ドラッグデリバリーなど多岐にわたる分野への応用展開が期待されています。このMOFにおける最大の特徴は、金属イオンと有機配位子の組み合わせ、ならびに合成法を適切に選択することにより様々な細孔構造を作製することが可能であるため、その機能を合理的に設計できるという点にあります。
 本セミナーでは一般的なMOF合成法を解説するとともに、金属ナノ粒子などとの複合化やMOF薄膜作製法などについて解説します。

プログラム

1.金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF)とは
 1.1 MOFとは ―構造と特徴―
 1.2 多孔性材料におけるMOFの優位性
 1.3 MOFの合成原理 ―規則正しく物質を配列させるための工夫―
 1.4 MOFの合成手法
  1.4.1 水熱合成法
  1.4.2 拡散法
  1.4.3 マイクロウェーブ合成法
  
2.MOFの応用展開
 2.1 ガス吸着・分離
  2.1.1 細孔サイズを利用したガス分離
  2.1.2 オープンメタルサイトを利用したガス吸着・分離
  2.1.3 MOFの構造転移を利用したガス吸着・分離
 2.2 有機反応における触媒
 2.3 ドラッグデリバリーシステムにおけるキャリア
  
3.MOFと機能性材料との複合化
 3.1 複合化における利点
 3.2 複合化の一例 ―金属ナノ粒子/MOFナノ複合体―
 3.3 複合化の方法
  3.3.1 MOF内での金属ナノ粒子形成
  3.3.2 金属ナノ粒子表面上でのMOF形成
  
4.MOF薄膜の作製と今後の課題
 4.1 なぜMOFを薄膜化するのか −MOF膜を利用した膜分離システムの構築―
 4.2 MOF・ポリマー混合マトリクス膜
 4.3 MOF薄膜の作製
  4.3.1 支持基板へのMOF結晶の転写
  4.3.2 交互積層法を利用したMOF膜形成
  4.3.3 金属イオン担持基板を利用したMOF膜形成
 4.4 MOF薄膜における課題
  
5.将来展望
  
≪質疑応答≫