化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

飽和溶解度、限界過飽和濃度、拡散定数など、ブリード発生機構に関わる基礎的な知識を解説!
溶解性パラメーター、相容化剤、多層化など、実用上のブリード防止対策に関わる情報を説明!

 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2024年2月26日(月)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付き【PDFを配布します】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 テクノリエゾン事務所 代表  今井 昭夫 氏

受講対象・レベル

 プラスチック材料開発技術者、樹脂・ゴム加工製品製造技術者

習得できる知識

 自動車産業におけるマルチマテリアル化や通信・IT業界における高速高容量通信化などの動きの中で、従来とは異なる異種材料の組み合わせや新規材料の適用が始まっており、ブリードアウト・ブルーム現象が再び注目されている。現実の材料開発の現場では、幾つかの現象が複合化されて発生することも多く、対策の立案には、系統的且つ合理的な解析が必要となる。ブリード・ブルーム現象の基本的な発現機構を理解することにより、材料・製品の開発の効率的な推進が期待できる。

趣 旨

 樹脂・ゴムなど工業化された高分子材料は、素材生産、成形加工、製品保管、製品の使用などの各段階で、条件の異なる各種の環境下に置かれることによって、劣化・変質の危険性を孕んでいる。このような変質を防止すると同時に、性能・機能の効果的な発現のために各種の添加剤が配合されて用いられている。これらの添加剤や、高分子材料中の成分の一部は、成形条件や高分子材料本体との親和性の程度によって、高分子成形品表面にまで拡散・漏出して、不規則な模様を発生させることがあり、外観特性の低下として嫌われる。
 本講座では、この現象と、他の外観特性の異常との違いや見分け方について述べるとともに、ブリードアウト・ブルームの発生機構と防止法について解説する。

プログラム

0.Introduction 「ブリードアウトとブルーミング」
  
1.ブリードアウト・ブルーム現象

  1.1 成形不良とブリードアウト・ブルーム現象の見分け方
  1.2 ブリードアウト・ブルームと高分子材料の分子構造
   1)分子量分布
   2)組成や規則性の分子間分布
   3)高分子材料の構造の組織階層
  1.3 ブリードアウト・ブルーム発生機構の理論:拡散と溶解度
  1.4 ブリード成分の同定と解析
   1)分離抽出
   2)機器分析
   3)簡易分析
  
2.樹脂・ゴム材料におけるブリードアウト・ブルーム現象の制御
  2.1 添加剤の種類と処方
  2.2 ブリード・ブルーム成分の種類
  2.3 樹脂・ゴム材料におけるブリードアウト・ブルーム防止技術
  2.4 ブリードアウト・ブルーム防止技術や処方の実例紹介
  
3.ブリードアウト・ブルーム現象の制御と活用
  3.1 ブリードアウト・ブルーム制御による機能発現
  3.2 ブリード制御による商品設計
  
4.新規な樹脂材料におけるブリードアウト・ブルーム制御
  4.1 ポリマーアロイ・モルフォロジー設計理論の応用
    新規ポリマー合成設計によるブリード防止材の開発事例
  4.2 相溶性制御と樹脂・ゴム材料設計
  
5.まとめ及び 良くある質問への解答
  
6.Q&A