化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆ 前半はゴム及びプラスチックの劣化分析方法について、後半は熱・光・オゾンにより劣化した加硫天然ゴムに対してNMR法による構造解析について説明します!
 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2024年1月31日(水)13:00~16:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

備 考

・セミナー資料は事前に郵送いたします。会社以外の場所で受け取りを希望される場合は、ご住所をお知らせ下さい。
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【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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講 師

一般財団法人化学物質評価研究機構 東京事業所 高分子技術部 技術第三課 課長
齊藤 貴之 氏

【学位】
博士(工学)

【専門】
高分子構造解析、劣化分析

【略歴】
2008年3月 長岡技術科学大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了
2008年4月 財団法人化学物質評価研究機構(現一般財団法人化学物質評価研究機構) 入構

受講対象・レベル

高分子材料の分析業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方 

必要な予備知識

高分子の基礎知識や分析機器に関する基礎知識 

習得できる知識

ゴム及びプラスチックの劣化に関する基礎知識を習得できる
ゴム及びプラスチックの劣化を評価するための基礎的な方法を習得できる
加硫天然ゴムの熱、光、オゾン劣化による構造変化と、NMR法による判別方法を習得できる 

趣 旨

 ゴム製品やプラスチック製品は使用中や保管中に破断、ひび割れ、剥離など種々の不具合を生じる。これらの不具合は、製品の経年劣化を原因として生じるものが多いことから、再発防止のためにも劣化により生じるゴム及びプラスチックの変化を把握し、劣化メカニズムを特定することは非常に重要である。そこで本セミナーの前半では、ゴム及びプラスチックのそれぞれについて、劣化状況を把握するための分析方法を概説する。また、ゴム製品の代表的な劣化因子として熱、光、オゾンが知られているが、これらの劣化因子は試料中に残存しないため、製品が熱、光、オゾンのいずれにより劣化したのかを判定することは容易ではない。そこで後半では、劣化因子特定を目的として、熱、光、オゾンにより劣化した加硫天然ゴムに対してNMR法による構造解析を実施し、これら3種の劣化因子により生じる構造の違いを明らかにした事例について紹介する。

プログラム

1. 高分子製品の劣化分析概論 
 1-1. はじめに
 1-2. ゴム製品の劣化分析方法
 1-2-1. ゴム製品としての変化
 1-2-2. ゴム分子鎖の変化
 1-3. プラスチック製品の劣化分析方法
 1-3-1. 劣化による化学構造の変化
 1-3-2. 劣化による分子量の変化
 1-3-3. 劣化による結晶の変化
  
2. 加硫天然ゴムの熱酸化劣化、光酸化劣化、オゾン劣化の判別方法
 2-1. 自動酸化劣化
 2-2. 熱酸化劣化した加硫天然ゴムの構造解析
 2-3. 光酸化劣化した加硫天然ゴムの構造解析
 2-4. オゾン劣化した加硫天然ゴムの構造解析