★ 電池化学の基礎、動作原理・材料知識から、リサイクル技術と国内外のリサイクル情勢について理解できる!
★ 製造および使用する製品の性能や信頼性向上,さらには低コスト化につながる知識が習得できる!
※ オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年1月31日(水)13:00~16:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
・資料付(PDFデータでの配布)※紙媒体での配布はございません。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
秋田大学 大学院理工学研究科 教授 博士(工学)
熊谷 誠治 氏
【ご専門】
電気電子工学,環境エネルギー工学
2000年 秋田大学大学院鉱山学研究科博士後期課程修了,博士(工学)を取得
その後,日本学術振興会特別研究員,秋田県立大学助手,助教,准教授,秋田大学准教授を経て,2018年から秋田大学教授。
2015~2016年 電気学会論文委員会A3(材料部門)主査,2022年~現在 日本素材物性学会編集委員長
秋田大学理工学部電気電子工学コースにて,電力・エネルギー関係の教育を行うとともに,リチウムイオン電池やキャパシタなどの蓄電デバイスの基礎現象解明や高性能化に関する研究に従事。
2009年 秋田わか杉科学技術奨励賞,
2016年 科研費平成28年度審査委員表彰(日本学術振興会),
2019年 日本素材物性学会山崎賞を受賞
受講対象・レベル
電気自動車やハイブリッド自動車,ドローンや家電の開発,製造,販売など,業務の中でリチウムイオン電池を取り扱う方
リチウムイオン電池の製造や開発に関する現状と将来について興味のある方
必要な予備知識
高校で化学または化学基礎を勉強して頂いた程度の知識があれば,理解できるように解説します。
習得できる知識
リチウムイオン電池を取り扱う上で知っておくべき動作原理や使用材料,他の蓄電池と比べた場合のリチウムイオン電池の特徴,持続的な電池製造に関係する原料資源の確保やリサイクル方法など,リチウムイオン電池の将来展開に関する知識。
リチウムイオン電池に関する知識を深めることで,製造および使用する製品の性能や信頼性向上,さらには低コスト化につながることが期待されます。
趣 旨
スマートフォンからドローン,さらには家電まで,リチウムイオン電池はそれらの高性能電源として多く使用されています。大容量化されたリチウムイオン電池は,電気自動車の普及および再生可能エネルギーの導入に大きく貢献できることから,脱炭素を目指す現代社会では,その重要性が益々高まっています。日頃の業務でリチウムイオン電池に関わるケースが増えつつあります。しかし,その動作原理や使用材料についての知識,さらに蓄電池としての特徴や使用上の注意などを習得する機会は,非常に限られています。
本セミナーの前半では,蓄電池が必要とされる社会背景から蓄電池の種類と特徴,さらに電池化学の基礎を踏まえた上で,リチウムイオン電池の動作原理と材料に関する知識を深めていきます。セミナーの後半では,リチウムイオン電池の持続的な製造に将来必須となるリサイクル技術,さらに国内外の電池材料のリサイクル情勢について説明します。
プログラム
1-1. 蓄電池が必要とされる理由
1-2. 一次電池と二次電池
1-3. 電気自動車と二次電池
1-4. 電池の構成要素
1-5. 起電力とその源
1-6. エネルギー密度,入出力密度,寿命
2.リチウムイオン電池の詳細
2-1. リチウムイオン電池の構成部品
2-2. 正極材
2-3. 負極材
2-4. 電解液
2-5. セル製造方法と充放電機構
2-6. 全固体電池
2-7. リチウムイオン電池の世界市場
3.リチウムイオン電池のリサイクル
3-1. 電極材料の将来需要
3-2. 使用済みリチウムイオン電池の排出量見込み
3-3. リチウムイオン電池の失活,分解,再生
3-4. リチウムイオン電池リサイクルの企業活動情勢
3-5. リチウムイオン電池の各種リサイクル方法とその特徴
3-6. リチウムイオン電池のリサイクルに関する将来展望