~ 電極反応を正しく理解するために ~
Zoomオンラインセミナー
トリケップスセミナー
開催日時:2024年1月25日(木)13:00~16:30
参 加 費:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 66,000円(税込/1口)
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講 師
松本 太 氏 神奈川大学 工学部 物質生命化学科 教授
講義項目
インピーダンス測定は電池・センサ・腐食など電気化学が関わる界面における電子移動、イオン移動の解析の重要なツールになっています。これらがわかるか、わからないかで、電極反応の理解が大きく違ってきます。インピーダンス測定は非常に難しく、多くの人たちが挫折する、あるいはわかったようにしているが、実は良く分からない状態になっていることが、よく聞かれます。
本セミナーでは、そのような人たちにインピーダンス測定を十分に理解できるように、電気化学の基礎から説明を始め、インピーダンス解析の基礎事項、数学的な取り扱い、きちんと守らなければいけない実験上の注意点などについて詳しく説明します。
1. 電気化学測定の基礎
1-1. 電気化学測定における電極電位
1-2. 電極電位と電極反応速度
1-3. 電極反応における電子移動律速と物質移動律速
1-4. 電気二重層とバックグラウンド電流
1-5. 測定装置(ポテンシオスタット,セル、電極)
2. 電気化学インピーダンス法の基礎
2-1. 電気化学インピーダンス法とは?
2-2. 電気化学反応と電気化学インピーダンスの関係
2-3. 測定装置(ポテンシオスタット,FRA)
2-4. 回路素子(抵抗・コンデンサ・コイル)説明
2-5. 電気化学インピーダンススペクトルの解釈
2-6. 抵抗、コンデンサ、コイルのインピーダンススペクトル
2-7. インピーダンスの合成
2-8. CPEを含む等価回路
2-9. 拡散のインピーダンス
2-10.電気化学反応の等価回路の考え方
2-11.データと等価回路のフィッティングの行い方
3. リチウムイオン二次電池への応用
3-1. リチウムイオン二次電池へ解析における注意点
3-2. リチウムイオン二次電池の典型的なスペクトルの紹介と解釈の説明
3-3. 最近のインピーダンス測定を用いた研究事例