―粉体プロセスの過程と計測・評価技術
★高機能セラミック創製のための粉体プロセスの各要素過程と計測・評価技術が修得できる!
★基礎知識から最新のトピックスまで学ぶことができる!
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年4月15日(月)12:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
・資料付(PDFデータでの配布)※紙媒体での配布はございません。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 電子・光機能材料センター NIMS特別研究員
工学博士 目 義雄 氏
【ご専門】
セラミック粉体プロセス
日本セラミックス協会フェロー、アメリカセラミックス学会フェロー、ヨーロッパセラミックス学会名誉フェロー、日本粉体粉末冶金協会理事、日本無機マテリアル学会理事
科学技術振興機構A-STEP産業ニーズ対応タイプ「セラミックスの高機能と製造プロセスの革新」プログラムオフィサー(令和3年まで)、学振124委員会「先進セラミックス」委員長(令和5年3月まで)、科学技術振興機構CREST「ナノ力学」アドバイザー(現在)
受講対象・レベル
・製造業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方。
・セラミック粉体プロセス(粉体合成から焼結まで)を基礎科学的に学び直したいと思っている方。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・セラミックス粉体の合成、粉体表面処理、成形、焼結の基礎知識
・各過程での計測・評価技術の基礎知識
・焼結までの最新のトピックス
趣 旨
セラミックスへの新しい機能の付与や性能の向上のためには、組織の微細化が重要で、さらにナノサイズからミクロンサイズの粒径を持つ組織の階層化、配向化、などが求められている。
これらの要求を満たすためには、粉体プロセスの高度化が必要である。粉体プロセスは、①粉体の合成、②粉体表面処理、③成形、④焼結、の過程を含む。焼結後の微細組織を得るためには、出発原料として微粒子を用いる必要がある。
しかし、粒子径が小さくなるとともに粒子は凝集しやすくなり、凝集粒子に起因する大きな空隙や不均一な組織になりやすい。それを防ぐためには、どのような手法で粉体を作製、処理すべきか、あるいは、購入した粉体の場合、どのように処理し、焼結すべきかを明確にしておく必要がある。最近、焼結においては、通電加圧焼結、所定温度で電圧を印加するフラッシュ焼結など興味深い手法が報告されている。
本講座では、粉体プロセスの基礎を紹介し、具体的なセラミックスについて、粉体プロセスの各要素過程と計測・評価技術の重要性を示し、どのようにして高機能セラミックの創製に繋がるかを紹介する。
プログラム
1-1.固相法、液相法と気相法による粉末作製
1-2.粉末の評価法
1-3.良い微粉末とは
2.微粉末の処理と成形
2-1.溶液中での粉末の分散・凝集の考え方
2-2.噴霧法による造粒粉の作製と乾式成形
2-3.コロイド的手法(ヘテロ凝集)による混合粉の作製
2-4.コロイド科学的手法による湿式成形
2-5.コロイド成形中での磁場の印加による配向した成形体の作製
3.焼結の基礎
3-1.粒径、成形体の評価と焼結の基礎
3-2.加圧、電磁場印加焼結の紹介
3-3.配向セラミックスの作製例の紹介
4.最近のトピックス
4-1.ジルコニア系セラミックスの超塑性、電圧印加(フラッシュ焼結・現象)による焼結、超塑性の低温化
4-2.窒化ケイ素の高熱伝導化と配向
4-3.パルス通電焼結による透光セラミックスの作製
「質疑応答」