化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆保存効力試験、微生物試験の基礎と留意点について解説し、化粧品の防腐設計や品質管理を正しく行うための基礎の習得を目指します!
 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年12月25日(月)12:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付
 
【LIVE配信セミナーとは?】
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
  ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
  ZOOM WEBセミナーのはじめかたをご覧ください。

・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
 一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
 LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はご住所などをお知らせください。
・ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
 個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
 複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

講 師

 花王㈱ 安全性科学研究所 グループリーダー  園田 拓三 氏

《経歴》
1992年 雪印乳業㈱ 入社
2004年 花王㈱ 入社

習得できる知識

〇 化粧品の保存効力試験の基礎
〇 化粧品の微生物試験の基礎
〇 化粧品の防腐設計の基礎 

趣 旨

 製品の微生物学的リスクを正しく把握し制御するためには、微生物学的な解析を含む専門的知見が必要とされる。
 化粧品は製造段階から使い切るまで、多種多様な微生物にさらされる。
 防腐剤は少なすぎると菌汚染が起こる一方、過剰なまで配合すると皮膚刺激や皮膚アレルギーを引き起こす可能性がある。
 本セミナーでは、保存効力試験、微生物試験の基礎と留意点について解説し、化粧品の防腐設計や品質管理を正しく行うための基礎を習得することを目指す。

プログラム

 1.化粧品と微生物
  1.1 化粧品とは
  1.2 化粧品と微生物
   - 化粧品の汚染原因となる微生物の主な特徴
   - 化粧品の汚染原因となる主な細菌の菌種と分類
   - 細菌の芽胞
   - 細菌の馴化
  1.3 一次汚染と二次汚染
   - 一次汚染の原因と対策
   - 二次汚染の原因と対策
  1.4 化粧品に求められる微生物学的品質と防腐防黴性
  
 2.化粧品の保存効力
  2.1 保存効力とは
  2.2 防腐設計の留意点
   - 化粧品製品の防腐処方設計・防腐力評価の流れ
   - 製剤の防腐力
   - 化粧品へ配合する防腐剤に求められる性能
 2.3 代表的な防腐剤とその特徴
 2.4 処方の防腐防黴性に影響する因子
   - 製剤の防腐力
   - 水分活性
   - pH
   - 防腐剤の油水分配
   - 防腐助剤
   - 防腐防黴性を低下させる化粧品原料
  2.5 処方特性に応じた防腐剤の選定
  2.6 防腐剤に対する微生物の順応
   - 細菌の馴化
  2.7 防腐剤に関する規制動向
   - 欧州規制の流れ
   - 最近の防腐剤・抗菌剤の規制の動向
  
 3.化粧品開発時の防腐防黴性の評価試験とその留意点
  3.1 保存効力試験(チャレンジテスト)
   - 化粧品製品の防腐処方設計・防腐力評価の流れ
   - 保存効力試験の流れと手順
   - 保存効力試験と実使用場面の比較
   - 試験の結果を左右する因子
  3.2 化粧品の防腐防黴性評価の留意点
   - 試験の結果を左右する因子
   - 保存効力試験に用いる菌株
   - 培養条件
   - 接種菌液
   - 供試サンプル
   - サンプルの保存
   - サンプリング
   - 生菌数測定法
   - 保存効力試験結果の判定基準
   - 化粧品の保存効力試験に関するその他の留意点
  3.3 標準的な試験法での評価が困難な化粧品の保存効力試験1 シート製品
  3.4 標準的な試験法での評価が困難な化粧品の保存効力試験2 インバス製品
  3.5 標準的な試験法での評価が困難な化粧品の保存効力試験3 非水系口唇製品
  
 4.化粧品製造に関わる微生物試験とその留意点
  4.1 化粧品製造に関わる各種微生物試験
   - 微生物試験の流れ
   - 微生物の観察:検出と定量
   - 化粧品製造に関わる各種微生物試験
   - 化粧品の防腐剤や殺菌剤の評価
  4.2 微生物試験の留意点(バリデーション)
   - 試験分析のバリデーション対象
   - 微生物試験のバリデーションの例
   - 回収率の測定
   - 使用培地
   - 使用菌株
   - 発育阻止物質の除去
   - 環境微生物試験のバリデーション
   - 微生物試験の信頼性
   - 防腐剤の不活化
  4.3 微生物限度試験の留意点
   - 油性製剤の取り扱い
  4.4 微生物の迅速同定法
   - 従来法の例と問題点
  
 【質疑応答】