~洗浄メカニズムと実洗浄への応用、トラブル対策、簡易評価技術~
☆洗浄工程のトラブルにお困りの方へオススメのセミナー! 本セミナーでは、洗浄のメカニズムから、工程設計、管理・評価法、不良対策など、具体例を交えながらわかりやすく解説いたします
Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年4月4日(木)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
備 考
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
エステックC合同会社 代表 鈴木 克己 氏
【専門】
洗浄技術、薄膜技術
受講対象・レベル
・洗浄工程を含む生産技術、製造に携わる方
・電子部品・精密部品・光学部品製造企業、関係企業の方
・洗浄剤、洗浄装置、洗浄機器、洗浄治具など洗浄産業に関わる方
必要な予備知識
高校基礎レベルの物理、化学の知識
習得できる知識
・湿式・乾式洗浄の基礎がわかる
・洗浄のメカニズムがわかる
・洗浄工程の技術的評価と工程改善を検討できる
・洗浄液や被洗浄製品の簡易品質評価ができる
・洗浄不良への対応方法がわかる
趣 旨
本セミナーでは幅広い知識だけでなく、なぜそうなるのかという洗浄のメカニズムを理解いただくことに注力しております。洗浄の現場で出会う現象に対応し、高品質洗浄を達成するには大変重要になります。
まず洗浄の基礎では、汚れの種類、装置や工場設備を考慮して洗浄の概工程を決める方法、および工程設計の基本や注意点をわかりやすく紹介していきます。
次に湿式洗浄のメカニズムを詳しく説明します。単一の液の中でも濡れや剥離、再付着防止などいくつもの作用があって汚れが除去されていきますが、これらをなるべく数値で評価します。例えばエクセルを使っての再付着防止シミュレーションや、ハンセン溶解度パラメーターを活用した具体的な洗浄液の選定や調整方法についても述べます。さらに超音波等の機械力の洗浄メカニズムと使用方法、注意点を説明いたします。
乾式洗浄や(乾式+湿式)洗浄でもメカニズムと利用方法を説明します。
また実際にあった洗浄不良と対策例を示しながら、不良発生時の推奨対応方法を説明します。
洗浄メカニズムに沿った最適洗浄工程であっても量産では日々の変動を管理する必要があります。洗浄液だけでなく装置や純水などの現場でできる簡易評価方法を説明します。
プログラム
1-1 汚れの種類と洗浄工程
1-2 水系洗浄の知っておくべきこと
1-3 市販洗浄液の例
2.湿式洗浄の除去メカニズム
2-1 5つの基本工程と3つの分離メカニズム
(1) 濡れ
(2) 分離
・剥離、エッチング
・溶解
・分解
(3) 分散、再付着防止
(4) 排出(リンス)
(5) 乾燥
2-2 水系洗浄
(1) 洗浄剤について
・界面活性剤と酸、アルカリの働き
・DLVO理論による汚れの再付着防止
・電位- pH図応用によるエッチング
(2) 排出(リンス)
・PIV応用による排出効率向上
(3) 乾燥、除電
2-3 準水系洗浄、非水系洗浄、エマルジョン洗浄
(1) 洗浄剤について
・ハンセン溶解度パラメーター応用による溶剤選定
(2) 排出(リンス)
(3) 乾燥、除電
2-4 市販洗浄液選定方法の例
3.湿式洗浄装置、治具
3-1 超音波(メガソニック)
(1) 超音波洗浄メカニズム
(2) 異物大きさと周波数の目安
(3) 超音波洗浄の改善
3-2 その他の機械力印加洗浄
(1) スクラブ
(2) ジェットスプレー
(3) 二流体シャワー
3-3 治具
(1) 治具の種類
(2) 使用時の注意点
4.乾式洗浄の除去メカニズム
4-1 プラズマ洗浄
4-2 UV洗浄、オゾン洗浄
4-3 レーザー洗浄
4-4 アイス洗浄、ドライアイス洗浄、エアロゾル洗浄
4-5 コロナ、光による除電
5.(乾式+湿式)洗浄の除去メカニズム
5-1 アッシング → 熱硫酸洗浄
5-2 UV → オゾン水洗浄
5-3 オゾンガス → 水洗浄
6.洗浄不良と対策例
6-1 洗浄液選定起因の不良
6-2 アルカリ洗浄液管理起因の不良
6-3 同一洗浄液での異材質混合流動起因の不良
6-4 純水バクテリア起因の不良
6-5 超音波ダメージ起因の不良
6-6 温水引上げ時の汚染起因の不良
6-7 その他の不良
7.現場でできる簡易の品質評価方法
7-1 製品評価
7-2 洗浄液評価
7-3 純水評価
7-4 洗浄装置
8.現場での不良原因確認と対応方法
8-1 不良発生時の陥りがちな行動
8-2 不良発生時の基本行動
9.洗浄工程の管理
【質疑応答】