~ 加速試験のポイントとワイブル解析の見方・使い方 ~
☆☆☆ Web配信セミナー ☆☆☆
☆☆☆ 本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆
トリケップスセミナー
開催日時:2023年11月16日(木)10:00~16:30
参 加 費:お1人様受講の場合 53,900円(税込/1名)
1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 66,000円(税込/1口)
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講 師
原田 文明(はらだふみあき)氏 D-Techパートナーズ(元 富士ゼロックス)
<略歴>
1983年、富士ゼロックス入社。信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法,信頼性予測手法開発に従事。設計段階での部品信頼性の評価および設計検証業務を統括する傍ら開発部門や品質保証部門に対する信頼性技術指導を担当。
2010年に現在の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証&安全環境評価部長として信頼性評価技術戦略、品質保証プロセスの体系化と品質保証システムの構築および安全環境評価業務を統括。2014年に定年退職。現同社シニアアドバイザー。
外部活動としてIEC国際標準化委員、IEC TC56 WG2(信頼性技法)主査、東京都信頼性研究会アドバイザー、大学講師(非常勤)、日本品質管理学会評議員、日本信頼性学会会員、電子情報通信学会会員、JIS制定委員ほか
セミナーの概要
信頼性にとって、加速試験の活用はどの時代も要求される重要なテーマです。加速試験は試験時間や動作回数を短時間で消化するだけでなく、故障メカニズムに着目して故障の影響を低減するものです。そのためには故障解析とともに各種の信頼性モデルの情報を活用し寿命予測を行い、結果を設計に反映して、信頼性を早期に改善させる方法です。
本セミナーでは技術者・管理者を対象に、電子デバイスや機器の信頼性加速試験の具体的な事例を参考に、予測モデルやデータ解析方法等の理解を深めるとともに、加速試験の実施上の勘どころについて解説します。
講義項目
1.1 加速試験とは
1.2 なぜ加速試験が求められるのか
1.3 加速試験で出来ることと出来ないこと
2 加速試験を理解するための基礎概念
2.1 故障の概念と故障メカニズム
2.2 故障の発生と加速試験
2.3 加速条件の決め方(事例)と共通する注意
2.4 加速試験のメリット)
3 加速試験の実施
3.1 統計的な考え方とサンプル数
3.2 ワイブル解析と結果の見方(演習)
3.3 定型試験と非定型試験
3.4 定型試験の事例(デバイス、機器、他)
3.5 非定型の試験と試験規模の決め方
3.6 信頼性(加速)試験の準備と実施
4 加速試験の方法と進め方
4.1 加速係数の考え方
4.2 時間加速、動作加速、判定加速
4.3 加速が成立する条件
4.4 故障メカニズムに着目した加速(アレニウスモデル、累積損傷モデル)
4.5 故障率の加速(機器の特徴と加速)
4.6 部品の加速(メカニズムに確信が持てない場合)
4.7 故障現象の検出(HALT)とその結果の使い方
4.8 注意点、演習
5 加速試験の実施
5.1 加速試験の準備と支援情報の重要性
5.2 加速試験結果の実施上のポイント・勘どころ(演習)
5.3 加速試験のメリット・限界とマネジメントの重要性
5.4 まとめ
補講 信頼性加速試験の国際規格(IEC62506)の概要