化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

トリケップスセミナー

     開催日時:2023年11月2日(木)10:00~17:00
     会  場:東京都千代田区内会場を予定
     受 講 料:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)

講 師

小暮 裕明(こぐれひろあき)氏 
小暮技術士事務所 所長
技術士(情報工学)/工学博士(東京理科大学)/特種情報処理技術者/
電気通信主任技術者(第1種伝送交換)

<略歴>
 1977年 東京理科大学卒業後、エンジニアリング会社で電力プラントの設計・開発に従事
 1988年 技術士国家試験「技術士第二次試験」合格・登録(#20692 情報工学部門)
 1992年 技術士として独立開業 SE教育、電磁界シミュレータ技術指導を開始
 1998年 東京理科大学大学院博士課程(社会人特別選抜)修了、工学博士
 2004~2017年 東京理科大学講師(非常勤)コンピュータネットワーク他を担当
 2014~2017年 拓殖大学工学部講師(非常勤)電気磁気測定 担当
  現在、技術士として技術コンサルティング業務、セミナー講師等に従事

<専門>
 電磁界シミュレータ技術指導、小型アンテナ設計支援、SE教育、講演など

セミナーの概要

 5Gシステムではマイクロ波・ミリ波の利用が進み,無線通信設備のインターフェアが問題となっています.「妨害」・「干渉」は被害側で認知されますが,同時に加害側になる場合も散見されます.
 インターフェアは電磁波によるノイズなので,発生のメカニズムは送・受信アンテナの仕組みを知ることで対策のヒントが得られます.また高周波回路は電磁ノイズを放射しやすいため,EMC 設計という要件が常識になってきました.
 本セミナーでは電磁界シミュレータで得られた多くの知見からこれらのメカニズムを理解し,インターフェアに強いシステム設計の基礎技術を学びます.

講義項目

 1 インターフェア問題と高周波回路
  1.1 インターフェアの症状とその発生源
  1.2 EMI(電磁妨害)・EMS(電磁耐性)
  1.3 EMC設計
  
 2 高周波回路から漏れる電磁波
  2.1 Sパラメータの評価とクロストーク
  2.2 グラウンド面の電流
  2.3 基板からのノイズ放射問題
  
 3 インターフェアと送・受信アンテナの仕組み
  3.1 ダイポールアンテナによる送・受信
  3.2 モノポールアンテナによる送・受信
  3.3 コモンモード・ノイズ発生のメカニズム
  
 4 高周波回路基板からの放射
  4.1 多層プリント回路のEMIシミュレーション
  4.2 筐体に実装した状態でのEMIミュレーション
  4.3 ケーブルからの放射
  
 5 高周波回路と電磁界シミュレータの活用法
  5.1 電磁界シミュレーションの手法
  5.2 EMC設計に役立つ機能
  5.3 有効活用のためのポイント
  
 6 電磁波ノイズの測定
  6.1 遠方界の測定と電磁界シミュレーションの比較
  6.2 近傍界の電磁界測定
  
 まとめとQ&A