化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2023年11月2日(木)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

向田 雅一 氏  
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 先端オペランド計測技術
オープンイノベーションラボラトリ 副ラボ長

【講師経歴】
 1990年3月 東北大学大学院 工学研究科 博士課程修了(工学博士)
 1990年4月 工業技術院 化学技術研究所 入所
 1993年1月 物質工学工業技術研究所に改組
 2001年4月 独立行政法人 産業技術総合研究所に再編

【活動】
 金属、セラミックス、そして有機材料にまでおよぶ、幅広い分野の研究に携わった経歴を有し、金属水素透過膜、セラミックス半導体、有機半導体等の開発を行った。また、膜の厚さ方向の物性評価技術を開発し、設計した装置が上市されている。現在は、低温排熱の電気変換技術を中心に研究を行っており、有機熱電素子や熱化学電池を開発している。
 日本セラミックス協会より、協会活動有功賞、並びに振興功績賞を受賞。文部科学省 科学技術・学術政策研究所 専門調査員、NEDOピアレ ビュアー審査委員等を歴任。

セミナーの趣旨

 IoT(Internet of Things)は、これからの社会に必須の技術であり、その市場規模は、10 兆円規模と予想されている(IDC Japan 調べ)。IoTでは、物どうしが無線で通信を行うため、その電源にも自立型の電源を必要とする。現状では、機器電源 としてリチウムイオン二次電池が広く使われているため、新しい電源を導入する場合には、機器本体や使用する回路等を設計 しなおさなければならない。新たな電源をリチウムイオン二次電池の充電器として利用すれば、改良等は必要とせずに既存機器をそのまま使用できる。
 100Vのコンセントから充電する際には、交流を直流にするためと電圧を下げるために電源アダプターを使用するが、100Vから数~十数Vまで降圧するため電気エネルギーを熱として捨ててしまっている。一方、省エネルギー技術および二酸化炭素 排出量抑制技術のひとつとして、身の回りに分散する未利用エネルギー源を利用して電力とするエナジーハーベスティング(環境発電)がある。この身の回りにある未利用排熱は、ほとんどが低温であるため、その回収用の材料として、原料コストと製作コストが安い有機材料が使用できる。
 今回は、有機熱電素子で、身の回りの排熱を電気エネルギーに変換し、 そのままIoT機器の電源に使用できる技術や100Vコンセントを使わずにリチウムイオン二次電池を充電できる技術等について紹介する。

セミナー対象者

 ・ IT機器に関する担当者
 ・ 電源あるいは電池に関する担当者
 ・ エネルギーリサイクルあるいはエネルギーハーベストに関する担当者
 ・ 熱電材料に関する担当者

セミナーで得られる知識

 ・ 有機熱電材料が実用化レベルに達していることを知ることができる。
 ・ リチウムイオン二次電池等の充電を、電気を使わずに、有機材料で充電できる手法を知ることができる。
 ・ 60℃程度の熱源を利用して、電気を使わずに無線センサーを稼働させる方法を知ることができる。

プログラム

               ※ 適宜休憩が入ります。
1. 有機熱電素子
 1.1 開発背景
 1.2 熱電材料の基本
 1.3 有機材料の特徴
  
2. 有機熱電モジュール
 2.1 有機熱電素子の基本
 2.2 モジュールの基本
 2.3 有機熱電素子によるモジュール設計
  
3. 有機熱電モジュールの応用
 3.1. 小型軽量電源としての利用
 3.2. 二次電池の充電器としての利用
  
4. まとめ
  
  

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