☆ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2023年10月30日(月)13:00~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備 考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
宇宙ビジネスコンサルタント 博士(工学) 齊田 興哉 氏
※ 元(株)日本総合研究所、元 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
【専門】
宇宙ビジネスに係るコンサルティング、ビジネスコンサルティング、未来予測にかかるコンサルティング
受講対象・レベル
材料メーカー、部品メーカー、機器メーカーなどの技術者で宇宙ビジネスに関心のある方。
習得できる知識
・国内外の宇宙ビジネスのステークホルダ、ビジネス事例などの主要市場動向
・宇宙ビジネスにおける材料、部品、機器と信頼性・品質の考え方
・宇宙ビジネス参入において考えるべき、留意すべき事項など
趣 旨
このような背景において、日本の多くの材料、部品、機器関連のメーカは、自社としても宇宙ビジネスへと参入したい、そう考えている企業様も多いことと思います。そのような企業様から講演者にお問合せいただくのは、“何かやりたい”が何もわからない、自社の技術を活用して宇宙ビジネスへ展開したい、一社単独で本当に宇宙ビジネスができるのか、具体的にやりたいことが決まっているが“事業採算性がとれるのか”などの内容です。多くの企業様がまだ十分に宇宙ビジネス参入にかかる調査や意思決定に足る情報などを収集できていないと感じます。しかしながら、情報だけではなく、企業様が主体となってリスクを分析し、どうリスクテイクして意思決定していくかも、宇宙ビジネスのフィールドで活躍していただく重要な鍵となります。ご存知の通り、宇宙ビジネスというフィールドは”特殊”であり、課題も多く、容易ではありませんし、事業採算性が成立するフェーズとは言い難い側面もあり、まだ日本国内でも大きく事業採算性の観点で成功したベンチャーはまだ不在といっても過言ではありませんが、中長期を見据えることで、大きく進化し発展していく可能性も秘めたものと考えています。
本講演では、材料、部品、機器のメーカ様に必要と思われる内容を中心にご説明します。まず宇宙ビジネスの全般を把握していただくために、国内外の市場動向や宇宙ビジネスの主要な動向をピックアップしてお伝えします。そして、宇宙ビジネスでの材料、部品、機器とそれらの信頼性・品質、その考え方をお伝えします。最後に、宇宙ビジネスに参入をお考えの企業様に重要となる考え方、視点をお伝えできればと考えています。貴社の宇宙ビジネスへの参入の第一歩のお役に立てれば幸いです。
プログラム
2.日本と世界の宇宙ビジネスの全体像
1)宇宙ビジネスの分類
2)国内外の宇宙ビジネスの主要なプレイヤー
3)日本と世界の宇宙国家予算
4)日本と世界の宇宙ビジネスの市場規模
5)世界のロケットの打ち上げ機数
6)日本の宇宙法について
3.宇宙ビジネスの主要動向
1)輸送機(ロケット等)による輸送ビジネス分野
a) 定義とビジネスモデルの概要
b) 大型ロケットと小型ロケットの相違点
c) 小型ロケットベンチャーの台頭
(3Dプリンターによるロケット製造、Space X、Vulcanなどのロケットのコスト削減策)
2) ライドシェアビジネス分野
a) 定義とビジネスモデルの概要
b) 衛星軌道投入支援ビジネス(Spaceflight、Momentus、Exolaunchなど)
3) 衛星ビジネス分野
a) 定義とビジネスモデルの概要
b) 衛星の分類と大型衛星メーカ
c) ICEYE、Synspectiveなどの小型SAR衛星、Planetなどの小型光学衛星ビジネス
d) SpaceX、Amazon、Oneweb、など小型衛星群によるインターネットサービス
e) Airbus、Raytheon、General Atomics、Blue Canyon、Aerospacelabなどの小型衛星大量生産化の取り組み
4) 軌道上衛星ビジネス分野
a) 定義とビジネスモデルの概要
b) Astroscale、SJSAT、ALE、欧州のデブリ除去ビジネス
c) Northrup Grumman、Orbital Fabなどの燃料注入ビジネス
d) Maxarなどの軌道上修理ビジネス
5) 宇宙旅行分野
a) 宇宙旅行の定義とビジネスモデルの概要
b) Space Perspectiveなどの成層圏旅行ビジネス
c) Virgin Galactic、Blue Originなどのサブオービタル旅行ビジネス
d) Bigelow Aerospace、Space Foundationなどの宇宙ホテル
6) 月探査分野での最新動向
a) 定義とビジネスモデルの概要
b) アルテミス計画、ILRS計画など
4.宇宙ビジネス参入について
1) 宇宙ビジネス参入に係る基本的な考え方
(アンゾフ的思考、大型・小型、New SpaceとOld Spaceなどの違いについて)
2) 宇宙ビジネスで使われている材料、部品、機器について
a) 宇宙ビジネスでのサプライチェーンの概要
b) 宇宙ビジネスに係る設計標準などの要求事項文書について
c) 宇宙用電子部品と信頼性・品質(JAXA標準、宇宙転用可能部品など)
d) 宇宙用材料と信頼性・品質(設計標準などとの関連)
e) 宇宙用機器と信頼性・品質(JAXA標準、ISO、CDSなど)
f) 宇宙法などに関連するガイドラインなど(各種ガイドライン、FAAなど)
3) 宇宙ビジネス参入の実例【資料配布不可】
a) 参入検討段階もしくは参入に関する実例の紹介
5.まとめ
※講演内容について若干の変更が生じる場合がございます。
<質疑応答>