化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版ウェビナー

       開催日時:2023年10月30日(月)13:00~15:50
       受 講 料:38,500円(税込) ※ 資料付
       会  場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 

備 考

<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
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<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
 
配付資料について
本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)で配布予定です。
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セミナーの趣旨

 6G、7Gでは、中継器として動的な透過屈折版や反射板が必須となります。しかし、制御システムと構成の複雑さ、消費電力の増加や高い加工精度の要求などの課題が指摘されています。本セミナーでは、電磁波の透過屈折版・反射板の基礎・原理、移動通信システムの実現に向けての取組みから、開発の方向性と課題を示していただきます。材料、加工、システム設計に向けてのおさえておくべき基礎を基本から学べるセミナーです。

プログラム

第1部 13:00~14:20
メタサーフェスの基礎と透過屈折板・反射板の設計法
講 師 上田 哲也 氏
京都工芸繊維大学 電気電子工学系 教授
 講師略歴 1992.3 大阪大学工学部通信工学科卒
1997.3 大阪大学大学院工学研究科博士後期課程通信工学専攻修了
     博士(工学)
1997.4 京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科 助手
2016.1 京都工芸繊維大学電気電子工学系 教授 現在に至る
この間
2003より、電磁メタマテリアルとその応用に関する研究に従事
2005.3-2006.2 米国カリフォルニア大ロサンゼルス校電気工学科 客員研究員
趣 旨  電磁気学の基礎として、平面波の取り扱い、異種媒質間での境界条件、斜め入射・反射・透過、スネルの法則を復習した後、サブ波長サイズの構成要素からなるメタマテリアルおよびメタサーフェスの基礎について説明する。メタサーフェスによる透過屈折板および反射板の設計法、無反射ホイヘンスメタサーフェス、2軸異方性の単位構成要素からなるメタサーフェスによる偏波回転機能について解説する。
プログラム 1. 電磁気学の基礎
2. 平面波
3. 異種媒質間での境界条件
4. 平面波の斜め入射・反射・透過とスネルの法則
5. 波動インピーダンスと無反射条件
6. 1次波源と2次波源
7. メタマテリアルとメタサーフェス
8. 透過屈折板および反射板の設計法
9. 無反射ホイヘンスメタサーフェス
10. 2軸異方性素子による偏波回転
 
第2部 14:30~15:50
Intelligent Reflecting Surface(IRS)/ Reconfigurable Intelligent Surface(RIS)の研究動向と課題
講 師 川本 雄一 氏
東北大学 大学院情報科学研究科 准教授
 講師略歴 2019年10月 – 現在 東北大学, 大学院情報科学研究科, 准教授
2016年10月 – 2019年9月 東北大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教
2016年4月 – 2016年9月 東北大学, 大学院情報科学研究科, 博士研究員
2013年4月 – 2016年3月 日本学術振興会, 特別研究員(DC1)
2016年3月 東北大学, 大学院情報科学研究科 後期博士課程卒
趣 旨  6G実現に向けた技術要素の一つとして注目を集めているIntelligent Reflecting Surface (IRS) に関する研究開発について紹介します。IRSを利用した新たな移動通信システムの実現に向けて世界中で様々な取り組みが成されており、本講演では具体的な研究開発事例を紹介しつつその重要性や実現に向けた課題などについてお話しします。
プログラム 1. Intelligent Reflecting Surface (IRS) とは
  
2. 近年のIRS関連研究開発の動向
  
3. IRSを組み込んだ通信システム
  
4. IRSに関する研究開発事例紹介

 4.1 IRSの配置最適化に関する検討
 4.2 IRS制御オーバヘッド削減に関する検討
 4.3 IRSのマルチユーザ対応に関する検討
 4.4 60GHz帯対応IRS試作機を用いた通信実験による検証
  
5. まとめ~今後のIRS活用に向けた期待~