~ 光と色を制御する分散技術 ~
☆ 毎回分かりやすいと大好評!!
☆ 分散方法の違いによる安定性や機能向上、分散状態が大きく影響する光と色が関わる事例を紹介!
☆ 目的に適した機種の選定方法および分散工程の重要性について解説!
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2023年11月28日(火)13:00~16:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
・セミナー資料は前日までには、お送りいたします。
ご自宅への送付を希望の方はお知らせください。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
プライミクス㈱ 乳化分散技術研究所® テクニカルディレクター
高橋 唯仁 氏
《経歴》
1983年 早稲田大学理工学部卒
1988年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
同年 ㈱資生堂(基礎科学研究所、皮膚科学研究所、ライフサイエンス研究所、薬剤開発研究所、製品開発研究所)
2008年 TTI・エルビュー㈱(DDS事業部、化粧品開発部、基礎研究部)
2010年 日本ロレアル㈱(アジアオープンリサーチ)
2013年 プライミクス㈱(乳化分散技術研究所®)
趣 旨
化粧品顔料は、微細化技術、コーティング技術など、材料面でのアプローチにより様々な新規原料が開発され、スキンケア、メーキャップの新しいコンセプトの創出に寄与している。特に近年ではナノテクノロジーの進歩により、サブミクロンからナノサイズの微細粒子が開発され、新たな機能や感触を創出する材料として注目されている。しかしながら、微粒子分散系は、時に「粒子そのものは小さいはずだが、微粒子としての機能がなかなか発現しない」、あるいは「溶液やスラリー中で機能が出ない」などの問題に直面するケースがある。すなわち、一次粒子径の値より組成物内での分散状態により機能発現が左右する場合が多く、実用的には、顔料微粒子固有の機能、色感、質感を引き出すために、原料の選定、処方検討ばかりでなく、これまで以上の高い分散技術も同時に要求される。
本セミナーでは、化粧品顔料の機能を最大限に引き出すための機械的分散技術に焦点をあて、同一処方でも分散方法の違いによる安定性や機能向上、特に分散状態が大きく影響する光と色が関わる事例を中心に紹介し、「ブレンディングサイエンス」の視点から、目的に適した機種の選定方法および分散工程の重要性について、分散技術によって機能が進化した事例に基づいて解説する。
プログラム
1.1 化粧品剤形と粉体
1.2 色材の種類
1.3 着色顔料
1.4 白色顔料
1.5 体質顔料
1.6 光輝性顔料
2 顔料分散に関与する三要素
2.1 ぬれ
2.2 解砕(微細化)
2.3 安定化
2.4 分散における攪拌機の寄与
3 媒体中での機械的解砕過程
3.1 化粧品に用いられる機械類
3.2 湿式攪拌機の種類と特徴
3.3 機種選択のヒントと上手な選び方・使い方
4 分散技術で差がつく性質とその事例
4.1 分散安定性
4.2 濃厚系スラリー
4.3 化粧品における光と色に対する分散の影響
5 まとめ