木材の環境配慮性や特徴・利点から木材・プラスチック再生複合材の開発動向・標準化まで
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2023年9月12日(火)13:00~17:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
持参物
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備 考
資料付
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
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講 師
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科
研究科長・教授 古田 裕三 氏
<略歴>
京都大学大学院農学研究科林産工学専攻博士課程修了(博士(農学))。
通商産業省工業技術院(現(国研)産業技術総合研究所)入所。
その後、京都府立大学農学部に転職、組織改編にて
京都府立大学大学院生命環境科学研究科になり、現在に至る。
<専門および得意な分野・研究>
生物材料物性学、木材物理学、木質材料学
<関連学協会などでの活動>
【学協会等】(公社)日本材料学会理事、(一社)日本木材学会理事、
(公社)日本木材加工技術協会理事・関西支部長、などを歴任
【国・自治体等】
京都府参与、木材・プラスチック再生複合材(WPRC)の各種標準化(JIS、ISO等)委員会主査、滋賀県リサイクル製品認定懇話会委員、などを歴任
習得できる知識
・木質系材料の基礎知識
・木質系材料の現状と新規開発の糸口
・木質系材料の重要性(社会的、政治的側面など多様な観点から)
・木材・プラスチック再生複合材(WPRC)を中心とする標準化の現状、など
趣 旨
木材・プラスチック再生複合材(以下WPRCと称す)をはじめとする木質系材料は、原料とする木材が再生産可能であること、木材の中に炭素固定を行っているため大気中の二酸化炭素の減少に繋がること、材料製造時のエネルギー消費量が金属等の他材料と比較して極めて低いことなどから、近年、環境配慮型材料としてますます脚光を浴びています。このような中、2010年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が決定し、建築用材料として木材の利用が推奨される時代になっています。
本節では、木材の環境配慮性、木材の基本的な性質、木質系材料の特徴・利点について概説したのち、WPRCについての特徴やWPRCをはじめとする木質系材料の標準化の現状、木質系原料を用いた様々な材料開発の動向等について概説します。
プログラム
1-1. 地球温暖化をはじめとする地球環境問題
1-2. 森林・木材利用と地球温暖化を始めとする地球環境問題の関係
1-3. 木造住宅・木材のいいところ
2.木材の基礎的な性質
2-1. 木材の組織と構造
2-2. 木材の物理的性質
2-3. 木材の乾燥
3.木質系材料の特徴・利点
3-1. 様々な木質材料とその利用
3-2. 木質材料と構成エレメント
3-3. 様々な木質材料の各種性質
4.木材・プラスチック複合材(WPC)及び木材・プラスチック再生複合材(WPRC)の技術・研究に関する現状と課題
5.木質系材料の標準化に関する現状と課題
6.木質系原料を用いた様々な材料開発の動向
6-1. 日本の森林・木材利用の過去~現在~
6-2. JAS材・品質表示材の必要性
6-3. 木材のJAS規格について
6-4. 今後どうなるの?どうすればいい?
7.まとめ~未利用木質系資源の有効活用に向けて~