化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆ 生体材料表面の親水性・疎水性の相違による生体適合性とは?
☆ タンパク質吸着性や細胞接着性の変化とは?
☆ これからの新しい生体材料開発の進むべき方向について解説

 
※ オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年7月24日(月)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
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講 師

 名古屋大学 未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 特任教授
 黒田 健介 氏

《略歴》
平成8年3月 名古屋大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了 博士(工学)
平成8年4月 名古屋大学 助手
平成8年11月 文部省在外研究員(フランス・パリ第6大学電気化学研究所)
平成11年9月 文部省在外研究員(カナダ・トロント大学生体材料研究センター)
平成14年3月 資源・素材学会 奨励賞
平成21年 5月 名古屋大学 准教授
平成25年3月 日本金属学会 功績賞
令和2年4月 名古屋大学 特任教授
ナゴヤサーフェステクノロジー設立(代表)

《所属学会》
日本金属学会,日本バイオマテリアル学会,日本口腔インプラント学会,米国TMS など

習得できる知識

★ 金属系,セラミックス系,ポリマー系生体材料の表面処理技術
★ 各種材料の親水性・疎水性の制御方法と生体材料・工業材料への展開
★ 生体材料の生体適合性評価法(in vitro,in vivo,硬組織適合性,軟組織適合性)
★ 生体材料のタンパク質吸着性や細胞接着性評価の結果の考え方 

趣 旨

 金属系生体材料の生体適合性向上のための表面処理技術(主として水溶液プロセス)について,セラミックス,ポリマーの表面処理技術も交えて解説する.さらに生体材料としてのin vitroならびにin vivo評価法(硬組織適合性,軟組織適合性,抗炎症性,抗菌性)についても実験結果を基に概説する.さらに最新の研究結果に基づいて,従来の表面処理法や評価法を振り返り,従来の研究における思い込み,迷信,拡大解釈による誤解を理解する.また,発想の転換により,生体材料表面の親水性・疎水性の相違による生体適合性,タンパク質吸着性や細胞接着性の変化についても説明し,金属,セラミックス,ポリマーという材質にとらわれない,これからの新しい生体材料開発の進むべき方向について解説する.さらに,材料表面の親水性・疎水性制御に基づく工業的展開(ケーススタディー)について説明する.

プログラム

1 イントロダクション
 1.1 コーティング技術と皮膜特性(HApコーティングを例として)
 1.2 生体材料としての評価(in vitro,in vivo)
 1.3 その評価法で正しく生体適合性を評価できているか?
  
2 TiO2コーティング(ドライ,ウェット)
 2.1 コーティング技術と皮膜特性
 2.2 生体適合性に影響をおよぼす因子(in vivo)
 (皮膜製造プロセス,表面粗さ,皮膜中含有イオン)
 2.3 生体適合性物質は存在するのか?
 2.4 生体適合性材料の表面はどうあるべきか?
  
3 化学的材料表面特性と生体適合性(金属,セラミックス,ポリマー)
 3.1 表面にコーティング層を形成せずとも親水化・疎水化が可能か?
 3.2 材料表面の親水性,疎水性は何で決まるか?
 3.3 金属,セラミックス,ポリマー表面の親水化・疎水化
 3.4 表面親水性は維持できるか?
 3.5 親水性・疎水性表面インプラントの生体適合性
(硬組織適合性,軟組織適合性,抗炎症性,抗菌性)
  
4 材料の生体適合性とタンパク質吸着性,細胞接着性
 4.1 親水性表面・疎水性表面とタンパク質吸着性,細胞接着性
 4.2 細胞接着性タンパク質と細胞非接着性タンパク質
 (細胞接着に必要なタンパク質は何だろう)
 4.3 タンパク質吸着インプラント製造プロセスと生体適合性
  
5 材料表面の親水性・疎水性制御と工業的展開(ケーススタディー)