化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2023年7月25日(火)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 田中 学 氏  東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 准教授

【講師経歴】
 2007年3月 早稲田大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻(博士課程) 修了 博士(工学)
 2004年4月-2007年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
 2007年4月-2008年8月 Cornell University(C. K. Ober研究室) 博士研究員
 2008年9月-2010年9月 山梨大学 燃料電池ナノ材料研究センター 特任助教
 2010年10月-2019年3月 首都大学東京 都市環境学部 分子応用化学科(川上研究室) 助教(途中 改組、大学名変更)
 2016年4月-現在 水素エネルギー社会構築推進研究センター (兼任)
 2019年4月-現在 (現職) 東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 准教授
 2011年4月-2013年3月 理化学研究所 客員研究員
 2013年4月-2018年9月 早稲田大学 理工学術院 非常勤講師
 2018年10月-2019年1月 University of California, Berkeley(J. Long研究室) 訪問教授
 2019年10月-現在 神奈川大学工学研究所 客員教授

【研究歴】
 2008年-現在 燃料電池用高分子電解質膜に関する研究
 2010年-現在 高分子ナノファイバーに関する研究
 2010年-2019年 高分子気体分離膜に関する研究
 2015年-現在 二次電池用固体高分子電解質膜に関する研究
 2019年-現在 水電解および空気電池 に関する研究

【専門分野】
 高分子化学、機能性高分子材料、エネルギー関連材料

【受 賞】
 平成25年度 高分子学会 研究奨励賞 (高分子学会)
 平成26年度 Leading Scientist 表彰 (首都大学東京)
 平成26年度 繊維学会 奨励賞 (繊維学会)
 平成30年度 FCDIC 奨励賞 (燃料電池開発情報センター(FCDIC))
 令和3年度 第70回 高分子討論会 広報委員会パ ブリシティ賞 (高分子学会)

【所属学会】
 日本化学会、高分子学会、繊維学会、日本膜学会、電気化学会、高分子学会 水素・燃料電池材料研究会、電気化学会 電池技 術委員会、燃料電池開発情報センター、日本MRS 水素科学技術連携研究会

セミナーの趣旨

 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、水素、特に製造時に二酸化炭素の発生を伴わない「グリーン水素」の需要が 高まっています。再生可能エネルギー由来の電力を用いた水電解(水の電気分解)は有力な水素製造技術ですが、従来の水電 解技術であるアルカリ水電解やプロトン交換膜型水電解は、効率や安全性が低い、あるいは製造コストが高いなどの課題があ りました。このような背景のもと、近年世界的に注目を集めているのが、「アニオン交換膜(AEM:Anion Exchange Membrane)型水電解技術」です。本講座では、AEM 型水電解の基礎から、アニオン交換膜を中心とする材料部材の現状と課題、 今後の展望まで、最先端の研究や講師の研究成果なども交えながら解説します。

セミナー対象者

 ・ 高分子電解質膜や水電解に関連する研究・開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験をお持ちの方
 ・ アニオン交換膜型水電解技術の研究開発への参入を検討されている方
 ・ 本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

セミナーで得られる知識

 ・ グリーン水素製造の基礎知識
 ・ アニオン交換膜(AEM)型水電解技術の特徴と近年注目されている理由
 ・ 具体的なAEMの設計指針および合成、製膜、評価方法
 ・ AEMおよびAEM型水電解技術の最新の研究動向
 ・ AEM型水電解技術およびグリーン水素の今 後の展望

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1.カーボンニュートラルと水素エネルギー
 1) カーボンニュートラルに向けた水素エネルギーの意義
 2) 水素エネルギー関連技術(燃料電池ほか)
 3) 水電解技術の必要性
  
2.水電解技術の基礎
 1) 水電解の種類・構造
 2) アルカリ水電解
 3) プロトン交換膜(PEM)型水電解
  
3.アニオン交換膜(AEM)型水電解
 1) 作動原理と特徴
 2) 研究開発の歴史
 3) 構成部材の要求特性と課題
  
4.アニオン交換膜(AEM)の基礎
 1) 分子設計指針
 2) 製膜
 3) 複合化(補強)
 4) 測定・評価方法
 5) 劣化・分解プロセス
  
5.アニオン交換膜(AEM)の最先端研究
 1) アニオン伝導性向上に向けた取り組み
 2) 化学的安定性向上に向けた取り組み
 3) 複合化による特性向上
 4) ユニークな研究例
  
6.アニオン交換膜(AEM)型水電解にお ける触媒層・ガス拡散層
 1) 触媒層の構成
 2) 触媒層の構造とガス排出
 3) ガス拡散層の構成と要求特性
 4) セル・スタックにおける物質輸送 解析
  
7.まとめ
 1) AEM型水電解技術の将来展望
 2) カーボンニュートラルの実現に向 けて
  

  
  

関連図書

        エネルギー
        機械・装置

関連セミナー/ウェビナー

        エネルギー
        機械・エレクトロニクス・コンピュータ