* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2023年11月9日(木)10:30~16:30
受 講 料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
国峯 尚樹 氏 ㈱サーマルデザインラボ 代表取締役
【講師経歴】
1977年 早稲田大学 理工学部 卒業
沖電気工業㈱ 入社 局用大型電子交換機、PBX、ミニコン、パソコン、
プリンタ、FDD、HDD、小型モータ等の熱設計、冷却方式開発研究、
電子機器用熱流体解析ソフトの開発に従事
2007年~ ㈱サーマルデザインラボ 代表取締役 現在に至る
【活 動】
熱設計・対策技術シンポジウム企画副委員長、JEITA・JPCA 委員
【主な著書】
・ エレクトロニクスのための熱設計完全入門」(1997年 日刊工業)
・ 電子機器の熱対策設計 第2版」(2006年 日刊工業)
・ 電子機器の熱流体解析入門 第2版(2015年 日刊工業)
・ トコトンやさしい熱設計の本(2012年 日刊工業)
・ 熱設計と数値シミュレーション」(2015年 オーム社)
・ 熱設計完全制覇(2018年 日刊工業)他
セミナーの趣旨
自動車は100年に一度と言われる大変革期にあります。CASEに象徴されるように、高速通信(5G)常時接続、自動運転(AI)、EV(モータ、インバータ、バッテリ)、いずれも高速・高出力デバイスを実装します。エンジンと異なり、耐熱温度の低いこれら半導体デバイスは適切な温度管理、効率的な冷却が不可欠です。放熱材料や冷却デバイスを駆使し、消費電力に応じて自然空冷、強制空冷、水冷と使い分ける必要があり、適切な冷却方式の選定、放熱系経路の熱抵抗最小化が重要なキー技術になります。本講座では、CASE実現のために必要な冷却技術を体系的に解説します。
セミナー対象者
・ 電子機器設計者(実装設計。機構設計、回路設計、基板設計)
・ 放熱デバイス/材料開発者
・ 品質保証・品質管理部門
セミナーで得られる知識
・ 伝熱の基礎知識
・ 部品・基板設計における放熱知識
・ 強制空冷・自然空冷機器の熱設計常套手段
・ ヒートシンクの熱設計方法等
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
・ 半導体部品、インバータの小型化推移
・ 熱応力/熱疲労、電子部品の劣化
2. パワーエレ機器の熱設計に必要な伝熱の基礎知識
・ 熱伝導、対流、熱放射のメカニズムと設計パラメータ
3. 熱設計の基礎知識
・ 電子機器の放熱経路は主に2つ
・ 熱対策は3つ
4. パワーモジュールの内部熱抵抗
・ 各種内部熱抵抗の定義と使い方
・ T3Sterによる熱抵抗測定(構造関数)
5. 車載パワー機器の冷却と放熱材料の活用
・ 車載機器で使われるTIM(シートか液か?)
・ TIMを使った筐体放熱の例
・ TIM選定における注意点
6. EVバッテリの構造と熱対策
・ テスラにみるスネーク配管とTIM
・ 角型バッテリの下部水冷とその課題
・ 高温による熱暴走の抑制
7. 車載・パワエレにおける冷却ファンの使い方
・ 車載の密閉強制空冷構造ではTIMが要
・ 通風可能なパワエレ機器でのファンの使い方
8. 高発熱デバイスのヒートシンクによる熱対策
・ 熱設計要件からヒートシンクを設計する手順
・ フィンパラメータの決め方
・ 最適フィン枚数
9. 自動運転向けコンピュータの冷却
・ 高発熱SoCの水冷
10. EVモータとその熱対策
・ EVモータの熱対策分類と具体策