* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2023年5月29日(月)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
藤村 俊夫 氏 愛知工業大学 工学部 教授
【講師経歴】
1980年に岡山大学大学院 工学研究科 修士課程を修了し、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。
入社後31年間、本社技術部にてエンジンの設計開発に従事し、エンジンの機能部品設計(噴射システム、触媒システムなど)、制御技術開発などを担当。
2004年に基幹職1級(部長職)となり、将来エンジンの技術開発推進、将来の技術シナリオ策定を行う。
2011年に愛知工業大学に転出し、工学部機械学科 教授として熱力学、機械設計工学、自動車工学概論、エンジン燃焼特論の講義を担当。2018年4月 京都市転居にあわせ 同大学 工学部 客員教授となり、同時にTouson自動車戦略研究所を立ち上げ、自動車関連企業の顧問をはじめ、コンサルティング、講演活動などを行う。
【活 動】
自動車技術会 代議員/論文校閲委員、日本機械学会。
2001年「ディーゼル新触媒システム(DPNR)」で日経BP賞 技術賞エコロジー部門賞受賞。2003年「ディーゼルPM、NOx同時低減触媒システム DPNR」で日本機械学会 技術賞受賞。
著書に『EVシフトの危険な未来』『カーボンニュートラルを実現する自動車・エネルギー産業のあるべき「経営・開発」』(共に日経BP)などがある。
セミナーの趣旨
国連は2019年9月の国連気候行動サミットで、「パリ協定で決めた産業革命以降の平均気温上昇2℃以下では甘く、1.5℃以下が必達だ。そのためには2030年までに2010年比でCO2排出量の45%削減が必要」と表明しました。2050年のカーボンニュートラル達成よりも時間が短い分、ハードルは高くなります。例えば自動車においてCO2を45%削減するということは、現在世界に存在する14億台の保有車のCO2を45%削減しなければなりません。新車のCO2削減だけではこの目標達成は不可能なことは明白であり、石油に代わるe-fuelなどのグリーン燃料を必要量供給するための開発が急務となります。
欧州委員会が2021年7月に提案した「2035年エンジン搭載車廃止法案」は、2023年3月のEU理事会での採決直前に、ドイツなどの反対で延期され、最終的に欧州委員会はドイツ提案の「合成燃料(e-fuel)で走行する内燃機関車」に合意しました。本来、e-fuelは既販車のCO2削減に必要なものです。新車においては、HEV、PHEVは残し消費量の多いエンジン車は廃止すべきです。本セミナーでは、欧州委員会をはじめとする各国政府と各国自動車メーカの戦略を分析し、彼らの表向きの表明とその裏にあるものを明らかにします。併せて日本企業が検討すべき技術および正業戦略について解説します。
セミナー対象者
・ 自動車関連企業の経営者や役員
・ 技術、経営戦略立案者
・ 自動車のCO2削減に興味のある若手技術者
・ セミナーで得た知見を自業務に反映できるかた
・ 気候危機に関心の高い人
セミナーで得られる知識
・ 2030年までにCO2の45%削減を実現するためには、電力のみならず燃料のグリーン化政策が重要であることが理解できる。
・ 電力の排出係数削減に向けた技術戦略とグリーン燃料製造におけるオフグリッドプラントの必要性が理解できる。
・ 自動車産業におけるあるべき電動化戦略とそれらの妥当性を理解できる。
・ 欧・米・中・日各国政府とメーカの電動化戦略に関わる思惑を理解できる。
・ 2030年にCO2 45%削減を実現するための、自動車のセールスミックスの算出方法とグリーン電力およびグリーン燃料供給量の算出法が理解できる。(講師独自の分析)
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1章 CO2低減は待ったなしの緊急課題!
2章 電力、燃料のグリーン化なくして2030年までにCO245%削減は不可能
3章 各国政府の電動化戦略の思惑と今後の動向
4章 各国主要メーカの技術戦略
5章 あるべき技術戦略と各種技術課題
- エンジン車、火力発電廃止が正しい戦略か? –
6章 自動車のセールスミックスとグリーン電力/燃料供給量の試算
7章 まとめ