ー リグニンの分布、生合成、化学構造、分析法、分解法 -
★ 本セミナーでは、木質バイオマスの主要構成成分であるリグニンの基礎から解説し、木質バイオリファイナリー事業を企画・実施する上で必要な知識を習得できます。
※ 本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2023年5月22日(月)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
定 員
30名
備 考
資料付:PDFデータにて配布
※紙媒体での配布はございません。各自印刷をお願いいたします。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授 農学博士 福島 和彦 氏
【ご専門】
リグニン化学、細胞壁科学
【ご経歴】
1990年名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了、農学博士。
1990年名古屋大学農学部助手、助教授を経て2004年より教授。
【受賞歴】
1999年度日本木材学会賞受賞
2023年日本農学賞・読売農学賞受賞
http://www.ajass.jp/30_10.html
【学会】
リグニン学会副会長、元日本木材学会会長
受講対象・レベル
特にありませんが、技術系を対象とします。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
習得できる知識
木質バイオマスの主要構成成分であるリグニンの分布、生合成、化学構造、分析法、分解法などの基礎知識を解説します。木質バイオリファイナリー事業を企画・実施する上で、参考になると思います。
趣 旨
2050年カーボンニュートラルを目指す中、エネルギーやマテリアルの原料を化石資源からバイオマスへシフトさせていくことが求められています。再生可能で豊富な資源量から木質バイオマスへの関心が高まっています。木質バイオマスの利用の鍵はリグニンにあります。木質を基盤とするバイオリファイナリーを発展させるためには、リグニンとセルロースの効率的な分離技術、そしてリグニンの選択的な抽出技術が必須です。しかしながら、リグニンは他の天然高分子と異なり、その構造は極めて複雑かつ不均一であるため、分離・抽出の妨げとなっています。ここでは、木質バイオマスの基礎から将来展望について紹介します。
プログラム
1-1 パリ協定・SDGs・カーボンニュートラル
1-2 バイオマスの定義と種類
1-3 森林資源の腑存量
1-4 林業の現状
1-5 脱炭素社会に向けたバイオマス利用の意義
2.木質バイオマスの特徴
2-1 樹木の進化・種類
2-2 樹木を構成する組織
2-3 木材の主要3成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)の生合成と化学構造
2-4 抽出成分
3.木質バイオマス変換技術(バイオリファイナリー)
3-1 バイオエタノール
3-2 改質リグニン
3-3 リグニン由来バイオプラスティック
3-4 セルロースナノファイバー
4.持続可能な社会に向けて
4-1 カスケード利用
4-2 今後の展望
【質疑応答】