化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

プラズマ照射により材料表面で生じている現象の解説から、各種材料(金属、ポリマー等)の表面改質や機能性発現技術まで解り易く解説!
 
※ 本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年5月30日(火)12:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

・セミナー資料は事前に郵送いたします。会社以外の場所で受け取りを希望される場合は、送付先をお知らせ下さい。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

講 師

 ㈱魁半導体 プロセス開発部 指導役 博士(理学)  山原 基裕 氏

<ご専門>
 高分子物理化学、界面化学、自己組織化高分子、液晶

<学協会>
 高分子学会、応用物理学会、日本液晶学会、日本知的資産経営学会

<ご略歴>
 1991年4月 シャープ株式会社 入社 液晶事業本部 液晶研究所 配属
        広視野角TFT-LCDの開発、半透過型TFT-LCDの開発に従事~ 係長
 2003年11月 住友化学工業株式会社(現;住友化学㈱)入社情報電子化学品研究所 配属
         主任研究員として、新規光学フィルムの開発に従事
 2005年4月 東京理科大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士後期課程 入学
 2007年3月 東京理科大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士後期課程 修了
       「ポリイミド膜上で光重合した液晶フィルムの分子配向に関する研究」で学位取得
 2009年4月 上席研究員・プロジェクトリーダーとして、研究所内横断プロジェクト及び新規開発テーマ探索に従事
 2020年9月 ㈱魁半導体 入社(出向)プロセス開発部 配属
       顧客ニーズに沿った新規プラズマプロセスの開発に従事

習得できる知識

・プラズマによる表面改質の原理
・プラズマ表面改質効果の経時変化とその原理
・プラズマ表面改質による発現可能な機能性
・プラズマ表面改質技術の適応範囲の広さと応用例 

趣 旨

 近年、各種材料表面の高機能化の社会的ニーズが益々の拡大される中、従来主流とされた有機溶媒や触媒を用いたウエットプロセスから環境に優しいドライプロセス技術の開発が求められている。
 本講座では、最近注目されている各種ドライプロセスの中で、プラズマによる表面改質に注目し、プラズマ照射により材料表面で生じている現象や界面化学の観点による解説から、各種材料(金属、ポリマー等)の表面改質や機能性発現技術の基礎から応用について解り易く解説する。また、講義では単なる一方向的な講義ではなく、受講者からの質問に対して、その都度答える双方向の講義としたい。

プログラム

1.プラズマによる表面改質の原理
 1-1.プラズマ状態について
 1-2.プラズマによる表面改質メカニズム
 1-3.表面改質条件による表面状態
 1-4.各種表面改質特性について
  
2.表面科学・界面化学と濡れ性
 2-1.表面・界面
 2-2.気体と液体の界面
 2-3.気体と固体の界面
 2-4.液体と固体の界面
 2-5.濡れ性について
 2-6.ウエット工程の前処理の考え方
  
3.親水性表面処理
 3-1.各種材料に於ける親水性処理について
 3-2.真空プラズマによる親水性処理のプロセスについて
 3-3.大気圧プラズマによる親水性処理のプロセスについて
 3-4.親水性表面の機能性と応用について
  
4.撥水性表面処理
 4-1.撥水親油性処理と撥水撥油性処理について
 4-2.撥水性処理プロセスについて
 4-3.撥水性表面の機能性と応用について
  
5.処理効果の経時変化
 5-1.各種材料に於ける親水性処理効果の経時変化
 5-2.経時変化のメカニズム
 5-3.撥水性処理効果にも経時変化はあるのか?
 5-4.処理効果保持技術とその考え方
  
6.表面改質の応用・発展
  
7.まとめと今後の課題

  

スケジュール

12:30-14:20 講義
14:20-14:30 休憩
14:30-16:30 講義

※ 講義の進行状況により多少前後いたします。