化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

ぬれ現象の基礎である接触角・表面張力に関する理論とその測定・評価法・制御手法を詳解する!!
 
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年5月16日(火)10:00~16:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

持参物

受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 宇都宮大学 工学部基盤工学科物質環境化学コース 教授
 佐藤 正秀 氏

【専門】
 化学工学 / 熱・物質移動現象 / 固体表面の化学的表面改質

習得できる知識

ぬれ性、表面張力の基礎と測定方法
表面分析法の基礎
親水性、疎水性、疎油性表面改質法の基礎 

趣 旨

 液体と固体表面が関与するぬれ現象の把握と制御は、塗料・顔料製造、各種工業操作における塗装・塗布・乾燥工程などに必要不可欠なのはいうまでもない。これ以外にも、半導体製造プロセス(基板汚染度の測定や液浸フォトリソグラフィにおける液浸レンズの制御)、各種医工学バイオプロセス(固体表面への培養培地・細胞・細菌・微生物などの付着程度の制御)など、一見無関係に思える先端的工業操作においても重要な要素を占めている。
 ここではぬれ現象の基礎である接触角・表面張力に関する理論とその測定・評価法の解説と、シランカップリング、チオールによる固体表面の親水/疎水および親油/疎油性表面改質、光エネルギー等によるぬれ性制御方法とその工業的応用例について説明する。

プログラム

1.ぬれ性・表面張力の基礎
  1-1 接触角と表面張力の定義と特徴
  1-2 表面自由エネルギーとぬれ性
  1-3 臨界表面張力
  
2.ぬれ性に影響する諸因子
  2-1 表面官能基とぬれ性の関係
  2-2 表面ラフネスとぬれ性の関係
  
3.ぬれ性・表面張力の測定法
  3-1 Welhelmy法
  3-2 ペンダントドロップ法
  3-3 滴重法
  3-4 最大泡圧法
  3-5 接触角・ぬれ性の測定方法
  3-6 転落角・前進/後退接触角を通じた動的ぬれ特性評価
  
4.ぬれ性評価のための表面分析
  4-1 XPS
  4-2 AFM
  
5.化学的表面改質によるぬれ性制御
  5-1 前処理・洗浄工程
  5-2 シランカップリング剤処理
  5-3 ホスホン酸処理
  5-4 チオール処理
  5-5 薄膜化・厚膜化
  
6.外部エネルギー応答型ぬれ性制御
  6-1 温度応答型ぬれ性制御
  6-2 光応答型ぬれ性制御
  
7.ぬれ性制御の応用
  7-1 表面へのぬれ性パターン付与方法
  7-2 インクジェット回路印刷プロセスへの応用
  7-3 伝熱促進技術への応用