化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版ウェビナー

       開催日時:2023年3月10日(金)13:00~16:30
       受 講 料:45,100円(税込) ※ 資料付
       会  場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 

備 考

<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れは こちらをご確認下さい。
 
<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
 
配付資料について
・本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)の予定です。
・e-mail添付 または S&T出版HPからのダウンロードにて配布いたします。

講 師

荒木 公範 氏
(元)横浜ゴム㈱  高機能接着研究室

 
<講師略歴>
 横浜ゴム入社後、圧延ロール用材料、水中防探材の開発に従事。接着剤、シーリング材を扱うハマタイト事業部に異動後、ウレタン系接着剤26年、エポキシ系接着剤8年、フェノール系接着剤4年、ホットメルト系接着剤4年(重複期間あり)計30年接着剤の商品開発に従事。この間、約2年自動車メーカーに出向しウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤を担当。

セミナーの趣旨

 自動車の製造には多くの接着剤が使用されています。ウレタン系接着剤は組立工程のダイレクトグレージング材として広く採用されています。また、近年の軽量化の流れの中で鉄以外の素材の採用も進行し、それとともに異種材料を接合するためにウレタン系を含めた接着接合を採用する例も増えました。最近よく耳にするサステナビリティ、カーボンニュートラルといったキーワードに代表される動きから自動車製造における接合においても新たな課題が生まれています。
 本講座では自動車の製造に使用されている接着剤や接着接合の評価方法についてご紹介し、ダイレクトグレージング材を通してウレタン系接着剤の基礎についてお話しいたします。また自動車用に採用されている異種材の接着接合事例、最近の自動車製造における動きに対応するための接着接合における技術課題についてご紹介します。

プログラム

1.自動車の製造工程と接着剤
 1.1 自動車の製造工程
 1.2 車体工程で使用される接着剤
 1.3 塗装工程で使用される接着剤
 1.4 組立工程で使用される接着剤
  
2.接着の基礎
 2.1 接着剤の3要素
 2.2 接着接合の長所・短所
 2.3 接着メカニズム
 2.4 接着剤の種類と特徴
  
3.接着接合の評価方法
 3.1 JISの接着評価
 3.2 自動車での接着評価
 3.3 接着工程管理と接着特性
 3.4 接着信頼性評価の考え方
  
4.ウレタン系接着剤の基礎
 4.1 ウレタン系接着剤の分類
 4.2 ウレタン系接着剤の特徴
 4.3 ウレタン系接着剤の配合処方例
  4.3.1 1液タイプ
  4.3.2 2液タイプ
  4.3.3 反応形ホットメルトタイプ
  
5.ダイレクトグレージング材
 5.1 ダイレクトグレージング工法と特徴
 5.2 代表的な吐出設備
 5.3 代表的な配合成分
  5.3.1 プレポリマー
  5.3.2 カーボンブラック
  5.3.3 可塑剤
  5.3.4 触媒
  
6.ダイレクトグレージング材の高機能化事例
 6.1 プライマーレスタイプ
 6.2 剛性付与タイプ
 6.3 ホットアプライタイプ
 6.4 1.5液タイプ
  
7.新用途採用動向
 7.1 樹脂ガラス接着
 7.2 ガラス回り部品接着
 7.3 樹脂部品接着
 7.4 自動車製造における樹脂接着に対応するための配合技術
  
8.自動車におけるカーボンニュートラル、サステナビリティと接着接合の技術動向/課題
 8.1 自動車製造工程における接着接合の技術動向
 8.2 適用拡大のための課題