化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~Excel演習付き(解析・分析ファイル用Excelファイルを配布します)~
★ 高分子レオロジーの基礎からExcelによる動的粘弾性データの解析まで事例を交えて分かりやすく解説します!

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2023年3月10日(金)13:00~16:40
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

・セミナー資料は事前に郵送します。会社のご住所以外で受け取りを希望される場合は、発送先のご住所をお知らせ下さい。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
 2営業日前までに招待メールが届いていない場合はR&D支援センターまでご連絡下さい。迷惑メールフォルダもご確認下さい。

講 師

 日本大学 生産工学部 機械工学科 教授 博士(工学)  平山 紀夫 氏

<ご専門>
 高分子系複合材料の材料設計・開発,CAEによる構造解析,最適設計

<学協会>
 日本機械学会,日本複合材料学会,プラスチック成形加工学会,他

<ご略歴>
 1986年に明治大学理工学部機械工学科を卒業.同年,日東紡績株式会社に入社し,十数年間にわたり高分子材料や複合材料の構造解析と成形技術の研究開発に従事し,2007年に日東紡績株式会社 福島研究所所長,2011年に取締役兼常務執行役員に就任
 その後,2015年10月から日本大学生産工学部機械工学科に教授に就任し現在に至る.
 この間,強化プラスチック協会 FRP技術奨励賞,強化プラスチック協会 論文賞,日本複合材料学会 林エンジニア賞等、数多くの賞を受賞

受講対象・レベル

・プラスチック(高分子材料)のような固体の粘弾性解析について、基礎から学びたい方および基礎研究、製品開発のため解析・設計業務をされている技術者
・有限要素法による固体の粘弾性解析に必要な知識を学びたい方
・プラスチックや各種の電子材料など粘弾性材料を扱う計測部門の担当者 

習得できる知識

・粘弾性材料の材料構成則の理解
・動的粘弾性試験による計測データの分析方法の習得
・プラスチックの有限要素法による粘弾性解析に関する知識と注意事項の確認 

趣 旨

 本セミナーでは、プラスチック(高分子材料)のような固体の粘弾性解析を行う解析技術者を対象に、線形粘弾性(微小ひずみ)の基礎理論や物性値の計測に関する基礎知識、そして実際の動的粘弾性測定による計測データの解析方法に関して、初心者でも理解ができるようにわかりやすく解説を行います。
 また、動的粘弾性測定による計測データを用いて有限要素法による解析を行う際の材料データの同定方法や、有限要素法による数値解析を実施する際の注意事項について具体的な事例を用いて解説を行います。
 本セミナーの特徴として、実際の動的粘弾性試験データのExcelによる解析・分析ファイルを無償で配布し、受講者の理解を深めるための実習を用意しています。

プログラム

1.高分子材料について
 1-1.プラスチック材料の分類
 1-2.高分子材料におけるクリープ,粘弾性挙動
 1-3.粘弾性モデル(フォークト要素とマクスウェル要素)
 1-4.一般化Maxwellモデルと粘弾性構成則
 1-5.Excelによる一般化Maxwellモデル定数の算出
 1-6.時間-温度換算則とシフトファクターの温度依存性
 1-7.Excelによるシフトファクターの計算
  
2.試験方法とデータ分析
 2-1.各種粘弾性試験方法と試験規格
 2-2.動的粘弾性試験データの測定方法と測定例
 2-3.クリープ試験データの測定方法と測定例
 2-4.各試験定数(粘弾性特性定数)の相互変換
 2-5.動的粘弾性試験の測定データから一般化マクスウェルモデル定数への変換
  
3.Excelによる動的粘弾性データの解析
 3-1.Excelによるマスターカーブの自動作成
 3-2.Excelによる各種粘弾性挙動のシミュレーション
  
4.有限要素法による粘弾解析の事例
 4-1.粘弾性と振動減衰性の評価
 4-2.異方性粘弾性解析の事例