化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

– LIBの安全性評価・充電インフラ・車載電池の再利用とリサイクル etc –
 
 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2023年5月16日(火)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

佐藤 登 氏
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授
エスペック㈱ 上席顧問 イリソ電子工業㈱ 社外取締役 工学博士

【講師経歴】
 1978年 横浜国立大学大学院 工学研究科 電気化学専攻 修士課程修了後、本田技研工業に入社。89年までは自動車の腐食防食技術の開発に従事。社内研究成果により88年に東京大学 工学博士。90年に本田技術研究所の基礎研究部門へ異動。電気自動車用の電池研究開発部門を築く。99年から4年連続、および2018年、19年、20年、21年にも「世界人名事典」に掲載される。栃木研究所チーフエンジニアであった04年9月に、韓国サムスンSDI 常務に就任。09年8月までの5年間は中央研究所にて技術経営にあたる。09年9月から本社経営戦略部門に異動と同時に、逆駐在の形で東京勤務。12年12月にサムスンSDI 退社。11年から名古屋大学、13年からエスペック㈱、21年からイリソ電子工業㈱。
 経済産業省「蓄電池産業戦略官民協議会」有識者委員。
 近著に「電池の覇者」日本経済新聞出版、2020年9月23日刊行。

セミナーの趣旨

 グローバル競争が続く車載電池は正に経済安全保障にまで発展しており、産業界だけではなく国益としての国を挙げた政策が必要になっています。各国の電動車に関する加速法規や米国のインフレ抑制案、EU発の電池リサイクル規制案など、日本にとっては逆風の方が強くなっている状況が続いています。そのような中で、海外勢の自動車各社と電池各社の動向を睨みながら、国内の自動車各社と電池各社にも大きな動きが出てきています。一方、安全性にまつわる現状では海外のEVやPHEVで火災事故とリコールが頻発してきたのに対して、日系の電池を搭載した日系自動車各社のxEVでは26年の長きに亘って公道での火災事故は1件もなく、圧倒的な信頼性を実績として打ち出しています。
 液系リチウムイオン電池に対しては、経済産業省主導の「蓄電池産業戦略官民協議会」が2021年11月から22年8月末まで開催され、講師も有識者委員として多くの提案を行ってきました。結果として、国も電池産業に投資する方向付けを行いました。そして次世代電池として期待されている全固体電池は、実用化までのロードマップが延びつつあり、課題の大きさが浮き彫りになっています。将来のあるべき日本の電池産業に向けての課題と解決についても解説します。

セミナー対象者

 自動車業界、電池業界、部材業界、電池製造業界、試験機器業界などのエンジニア、企画部門やマーケティング部門従事者等

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1.自動車電動化の法規動向と対応
 1.1 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
 1.2 各国の環境規制と電動化の加速
 1.3 中国の電池政策~NEV規制の方針転換の影響
  
2. 自動車各社の取り組みと電池戦略
 2.1 トヨタ自動車
 2.2 ホンダ
 2.3 日産自動車
 2.4 欧米韓自動車各社の動向
  
3. LIB業界のビジネス動向と今後
 3.1 各国の電池産業の現状と課題
 3.2 電池業界における競争力比較
 3.3 経済安全保障としての国別電池産業戦略
  
4. LIB部材の変遷・市場動向
 4.1 各部材ごとの課題
 4.2 日系部材の急激なシェア低下の現状と背景
 4.2 中国部材メーカーの躍進が及ぼすサプライチェーンの変遷
  
5. LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
 5.1 車載用電池の事故・リコールの歴史
 5.2 国連規則と認証事業
 5.3 エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
 5.4 ECE R100 Part IIの試験項目と事例
 5.5 充電インフラの各国状況と日本の対応
  
6. 定置型蓄電池ビジネスの現状と今後
  
7. 車載電池の再利用とリサイクル

 7.1 再利用の事例と課題
 7.2 再利用にあたっての取り組むべき事項
 7.3 EUリサイクル規制案
 7.4 元素リサイクルの必要性と課題
  
8. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
 8.1 期待される次世代電池
 8.2 全固体電池の現状と課題
  
9. 日本の各業界と政府における課題と対応策
 9.1 自動車業界
 9.2 電池業界
 9.3 部材業界
 9.4 投資に対する国の直接支援の必要性
  

  
  

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