化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2023年1月19日(木)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 土屋 博隆 氏  土屋特許事務所 弁理士

【講師経歴】
 大日本印刷㈱に37年間勤務。軟包装材料、液体紙容器、透明蒸着、無菌充填装置等の開発及び包装材料加工技術の開発に従事、この間、包装研究所 所長等に就く。現在は弁理士として業務に従事。

【活 動】
 日本弁理士会 会員、日本包装コンサルタント協会 副会長

セミナーの趣旨

 地球規模の温暖化、気候変動の主要因は温暖化ガスの排出と言われており、主な温暖化ガスである炭酸ガスの排出を世界的に抑制していかなければならない。そのため、各国は様々な政策実施を迫られている。日本も、2050年の「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を宣言している。包装材料は内容物を保護し、安全に使用者(消費者)の手に届けるという使命がある。しかし、一旦内容物が使用されると、包装材料はゴミとなってしまう宿命にある。特にプラスチック製包装材料は、海洋汚染、廃棄物輸出禁止等の問題提起を踏まえて、欧州を中心にリサイクルに向けた動きが活発化している。軟包装は多種の素材を積層することで機能を発揮しており、マテリアルリサイクルは困難である。そこで、リサイクルし易い設計として、軟包装のモノマテリアル化が提言され、そのための包装材料開発が進められている。
 プラスチック製包装材料のリサイクル手法としては種々あるが、日本ではPETボトル以外のマテリアルリサイクルは僅かであり、サーマルリサイクルが主流である。欧州では、サーマルリサイクルはリサイクルとして認められず、ケミカルリサイクルを含めて軟包装のリサイクル手法の開発が進められている。また、プラスチックの使用量の削減及びカーボンニュートラル素材ということで、プラスチックから紙への材料変更も行われている。
 軟包装のモノマテリアル化及びリサイクル手法の開発動向をについて、特許情報を交えて述べる。

セミナー対象者

 ・ 軟包装材料の製造、開発及び利用に関わって2年以上の経験を有する方。

セミナーで得られる知識

 ・ 欧州での包装材料のリサイクル、減量化の法制化
 ・ 国内における包装材料リサイクル推進の法制化
 ・ 軟包装のモノマテリアル化に向けた業界の動向
 ・ 軟包装のモノマテリアル化の実例
 ・ 軟包装のモノマテリアル化に必要な透明蒸着フィルムの動向
 ・ 国内の軟包装モノマテリアル化出願特許
 ・ 軟包装のリサイクル方法 ・欧州での軟包装のメカニカルリサイクル
 ・ 軟包装の油化によるリサイクルの動向
 ・ 軟包装のプラスチック削減のための紙化
 ・ 紙へのバリア性付与技術

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1. プラスチック製容器包装廃棄物規制動向
 1.1 EUのプラスチック環境戦略
 1.2 EUのプラスチック廃棄物の現状
 1.3 日本のプラスチック廃棄物の現状
 1.4 日本の環境のプラスチック環境戦略と法制化
 1.5 欧州のグローバル企業及び団体の動向
  
2. 軟包装のモノマテリアル化のガイドラインと実例
 2.1 CEFLEXのガイドライン
 2.2 海外のモノマテリアル化例
 2.3 国内のモノマテリアル化例
 2.4 モノマテリル化関連出願特許
  
3. 軟包装のモノマテリアル化に不可欠な透明蒸着
 3.1 透明蒸着とは
 3.2 透明蒸着海外メーカー
 3.3 透明蒸着国内メーカー
  
4. プラスチックのリサイクル
 4.1 リサイクルの定義
 4.2 国内のプラスチック製容器包装のリサイクル
 4.3 マテリアルリサイクル
 4.4 ケミカルリサイクル
  
5. 海外の軟包装リサイクルの開発動向
 5.1 メカニカルリサイクル
 5.2 油化
 5.3 ガス化
 5.4 ケミカルリサイクル関連特許
  
6. 軟包装の紙化
 6.1 紙化の構成
 6.2 紙へのバリア付与
 6.3 紙化の実例
  

  
  

関連図書

        材料・合成技術

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