* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年12月6日(火)13:30~15:00
受 講 料:22,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 19,800円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
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講 師
大竹 久夫 氏 一般社団法人 リン循環産業振興機構 理事長 、大阪大学 名誉教授
【講師経歴】
東京大学 工学部 化学工学科 卒業
大阪大学大学院 工学系研究科 醗酵工学専攻 博士課程修了(工学博士)
大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 教授
早稲田大学 リンアトラス研究所 客員教授
一般社団法人 リン循環産業振興機構 理事長
【所属協会・団体・学会等】
• 日本生物工学会 • 日本鉄鋼協会 • 環境バイオテクノロジー学会
【著 書】
• リン資源枯渇危機とはなにか、大阪大学出版会
• リンのはなし、朝倉書店
セミナーの趣旨
リン素材は、車載用二次電池、太陽光発電用蓄電池、半導体や医薬品などの生産に不可欠。リン素材は、黄リン(リン単体)から生産されるが、その生産は中国やベトナムなど4か国に限られる。日本はベトナムに全面輸入依存しており、深刻化する供給危機は、脱炭素社会実現へ重大な資源制約になりかねない。本講演では、国内の未利用リン資源からリン素材を供給するアップサイクル戦略と、新たな資源循環ビジネスへの展開について解説する。
セミナー対象者
電池、半導体、医薬品、資源、食料、肥料、環境などに関連する事業を展開しておられる民間企業の新技術開発や企画などの担当者。
セミナーで得られる知識
脱炭素社会の実現に必要な電気自動車、再エネ発電、半導体や医薬品などの産業活動におけるリンの重要性、高純度リン素材やリン肥料の供給リスクの実態と根本対策、持続可能なリン利用のためのアップサイクル事業などについて、最新動向に関する知見が得られる。
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
2. 深刻化するリンのサプライリスク
(1) 食料危機勃発の懸念と肥料価格高騰
(2) 深刻な高純度リン素材の供給リスク
(3) 懸念される電気自動車、再エネ発電、半導体や医薬品などへの影響
3. ハイテク産業で不可欠な黄リンの供給問題
(1) 知られていない黄リン(リン元素の単体)とその重要性
(2) 黄リン生産は究極のリン精製技術
(3) 資源、環境、エネルギー制約で困難に直面する世界の黄リン事情
(4) ベトナム一国に頼るしかない日本の脆弱な黄リンサプライチェーン
(5) 黄リンの国産化が喫緊の課題
4. 脆弱なわが国のリンサプライチェーン改革とアップサイクル戦略
(1) 日本のリン自給率≒0
(2) 有効に使われていない国内の未利用リン資源
(3) リン回収・再資源化事業のビジネスの新展開
(4) 高純度リンマテリアルを国内供給するアップサイクル新戦略とは
(5) 黄リンの国産化を実現するための画期的な技術イノベーション
(6) リンのアップサイクルによる新たな資源循環ビジネスの展開
(7) 持続的なリン利用実現をめざす産官学連携の取組