化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

ー強靭ゲル(ダブルネットワークゲル、PAゲルなど)、ゲルの力学的性質、ゲルの応用ー
★本セミナーでは強靭ゲルの力学特性や測定方法から、応用展開に有用な技術まで解説します!

 
Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年10月24日(月)13:00~17:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

備 考

・資料付(PDF配布)
 ※今回のセミナーは郵送での資料送付はございません。必要に応じて各自で印刷をお願いいたします。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

講 師

 北海道大学 先端生命科学研究院 教授 博士(理学) 
 黒川 孝幸 氏

【ご専門】
 高分子ゲル

【学会】
 高分子学会 ゲル研究会 運営委員

受講対象・レベル

・エラストマー・ゴム・ゲルなどの軟材料を扱う方。
・軟材料の強靭化に興味がある方。
・ハイドロゲルの機能性に興味のある方。
・力学物性の評価方法に興味のある方。 

必要な予備知識

・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします 

習得できる知識

・軟材料の強靭化原理を理解でき、丈夫な軟材料設計に活かせる。 

趣 旨

 ハイドロゲルは水溶液と固体の性質をあわせもつため、生体材料との類似性が大きくライフサイエンス分野での注目が高まっている。一般にゲルは強度が弱く、成型性が悪いなど、産業利用するためには制約が大きい。しかし、ゲル研究から得られた知見はゴム・エラストマーとの共通点が多く軟材料一般に適用できるため、化学種を変えて広く活用することができる。
 本講座では強靭なゲルの力学特性および測定方法を紹介し、強靭な軟材料の設計指針を身につけることができる。また、ゲルに特徴的な性質を紹介し、様々な応用展開に有用な技術を紹介する。

プログラム

1. 概要
 1-1. ソフト&ウェットマテリアルとしてのゲル
  
2. 強靭ゲル
 2-1. ダブルネットワークゲル
  (1) 合成法
  (2) 力学物性
 2-2. 丈夫さの理解
  (1) 強靭化原理
  (2) 複合体によるマクロ系DN
 2-3. ラメラ構造ゲル
  (1) 力学異方性
  (2) 構造色
 2-4. ポリアンフォライト(PA)ゲル
  (1) 膨潤の特異性
  (2) 自己回復性
  (3) 自己修復性
 2-5. 繊維複合ゲル
  
3. ゲルの力学的性質
 3-1. 静的力学物性
  (1) 歪
  (2) 応力
  (3) 弾性率
  (4) 強度
  (5) 靱性
 3-2. 測定誤差要因
  
4. ゲルの応用
 4-1. 細胞培養基材
  (1) 血管内皮細胞
  (2) 軟骨細胞
 4-2. 低摩擦化
  (1) 摩擦評価法
  (2) 表面形状効果
  (3) 表面改質
 4-3. 人工軟骨