化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~マイクロ波帯を中心に~

トリケップスセミナー

     開催日時:2022年10月28日(金)10:00~17:00
     会  場:東京都千代田区内の会場を予定しています。
     受 講 料:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)

「[改訂] 電磁界シミュレータで学ぶ高周波の世界」(小暮裕明/小暮芳江著、3080円(税込)、CQ出版社)を使用しますので、入手をご希望の方はお知らせください。受講料、テキスト代(実費)を合わせて請求させていただきます。

講 師

小暮 裕明(こぐれひろあき)氏 
小暮技術士事務所 所長
技術士(情報工学)/工学博士(東京理科大学)/特種情報処理技術者
/電気通信主任技術者(第1種伝送交換)

<略歴>
 1977年 東京理科大学卒業後、エンジニアリング会社で電力プラントの設計・開発に従事
 1988年 技術士国家試験「技術士第二次試験」合格・登録(#20692 情報工学部門)
 1992年 技術士として独立開業 SE教育、電磁界シミュレータ技術指導を開始
 1998年 東京理科大学大学院博士課程(社会人特別選抜)修了、工学博士
 2004~2017年 東京理科大学講師(非常勤)コンピュータネットワーク他を担当
 2014~2017年 拓殖大学工学部講師(非常勤)電気磁気測定 担当
  現在、技術士として技術コンサルティング業務、セミナー講師等に従事

<専門>
 電磁界シミュレータ技術指導、小型アンテナ設計支援、SE教育、講演など

セミナーの概要

 5G(第5世代)のシステムは超高速や超大容量が主な「要求条件」ですが、信号を伝える配線は、第1の要件である通信速度が高速化するにつれて、「正しく・ロスなく送り届ける」という理想の仕事を全うしづらくなってきました。また、高周波回路は電磁ノイズを放射しやすいため、EMC設計という要件が常識になってきました。
 本セミナーでは無償版Sonnet Lite を使ってこれらに即した問題を扱い、他社のシミュレータでも活用できるよう、ポイントを数多くご伝授いたします。1 日コースなので実習方式ではなく、講師のデモを多く取り入れ、詳しく解説します。

講義項目

 1 高周波回路とノイズ放射問題の関係
  1.1 高速と高周波
  1.2 EMI(電磁妨害)・EMS(電磁耐性)とは
  1.3 EMC設計とは
  
 2 高周波回路のシミュレーションでわかること
  2.1 シンプルな基板モデル
  2.2 Sパラメータの評価とクロストーク
  2.3 グラウンド面の電流
  2.4 基板からのノイズ放射問題
  
 3 電磁界シミュレーションの手法とその特徴
  3.1 時間領域の手法と周波数領域の手法
  3.2 離散化と誤差の関係
  
 4 高周波回路基板からの放射
  4.1 多層プリント回路のEMIシミュレーション
  4.2 筐体に実装した状態でのEMIミュレーション
  4.3 ケーブルからの放射
  
 5 高周波回路と電磁界シミュレータの活用法
  5.1 モデルの簡略化
  5.2 デバイスを含みモデル化する新手法
  5.3 最適な解析手法の選定
  5.4 有効活用のためのポイント
  
 6 高周波ノイズの測定
  6.1 遠方界の測定と電磁界シミュレーションの比較
  6.2 近傍界の電磁界測定
  
 まとめとQ&A