* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年11月2日(水)13:30~15:30
受 講 料:33,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 29,700円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
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講 師
林 幹大 氏 名古屋工業大学 生命・応用化学科 助教
2013年4月~2015年3月:日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2015年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 化学生物工学専攻 博士課程修了 博士(工学)(名古屋大学)取得(指導教官:松下裕秀教授)
(博士後期課程在籍中、
① 2013年9月~2013年11月:上海交通大学(中国)
② 2012年10月~2012年12月および2013年4月~2013年5月:ESPCI Paris-Tech(フランス)への留学経験あり)
2015年4月~2016年3月:ESPCI Paris-Tech, 博士研究員(フランス政府 奨学金給費生), Ludwik Leibler研究室
2016年4月~2017年2月:東京工業大学, 博士研究員, 戸木田雅利研究室
2017年3月~2021年10月:名古屋工業大学, 助教, 高須昭則研究室
2020年10月以降:名古屋工業大学, PIとして独立研究室立ち上げ(2021年 テニュア取得)
【活 動】
・ 2013年4月~2015年3月:日本学術振興会 特別研究員として、超分子架橋性多機能エラストマーの研究に従事(代表者、名古屋大学 所属)
・ 2016年4月~2017年:科学技術振興機構(JST)「産学イノベーション加速事業戦略的イノベーション創出推進」プロジェクトにて、機能性液晶高分子材料の研究に従事(分担者、東京工業大学 所属)
・ 2017年4月~現在:科学研究費助成事業の「若手研究B/若手研究/基盤研究B」事業にて、結合交換性サスティナブル樹脂の開発研究に従事(代表者、名古屋工業大学 所属)
・ 2020年12月~現在:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「官民による若手研究者発掘支援事業」プロジェクト(共同研究フェーズ)にて、結合交換性架橋樹脂の革新的接着技術への応用研究に従事(代表者、名古屋工業大学 所属)
・ 2022年9月~現在:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「官民による若手研究者発掘支援事業」プロジェクト(マッチングフェーズ)にて、3Dプリンターを駆使したパターニングポリマーの応用研究に従事(代表者、名古屋工業大学 所属)
所属学会:
高分子学会、日本レオロジー学会、American chemical society
著 書(学術誌総説・国内工業専門誌・著書等):
・ Mikihiro Hayashi,“Rheological characteristics of cross-linked materials with associative bond exchange mechanisms (review article)”, Nihon Reoroji Gakkaishi, 50 (1), 15 – 20.
・ Mikihiro Hayashi,“Versatile Functionalization of Polymeric Soft Materials by Implanting Various types of Dynamic Cross-links (review article)”, Polymer Journal, 53 (7), 779 – 788.
・ Mikihiro Hayashi,“Implantation of Recyclability and Healability into Cross- Linked Commercial Polymers by Applying the Vitrimer Concept (review article)”, Polymers, 12 (6), 1322 – 2020.
・ 林 幹大, “結合交換コンセプトが拓く新材料・新技術―SDGsへの貢献可能性―”, 有機分子バイオエレクトロニクス分科会 分科会誌(応用物理学会), 32 (4), 228 -, 2021.
・ 林 幹大,“再成形・再利用が可能な架橋材料(Vitrimer材料)の開発と新規接着素材としての展開”, 接着の技術誌 (一般社団法人 日本接着学会), 41 (2), 31 – 37, 2021.
・ 林 幹大,“associative” な結合組み換え架橋構造がもたらす機能(vitrimer)”, 高分子 (高分子学会), 70 (2), 87 – 88, 2020.
・ 林 幹大,“テーラーメイドな形状記憶を可能とした新規エポキシ硬化樹脂の開発”, コンバーテック, 572 (48), 47 – 51, 2020.
・ 林 幹大,“Associative な動的共有結合を導入した機能性架橋材料(vitrimer)の開発-SDGsの達成に貢献する新規架橋様式の紹介”, 塗装工学, 55 (10), 384 – 388, 2020.
・ 林 幹大, “テーラーメイドな形状記憶が可能な透明エポキシ硬化樹脂の開発”, 月刊 JETI, 68 (11), 77 – 81, 2020.
・ 林 幹大, “結合交換型動的共有結合架橋が拓く多機能性エラストマーフィルムの創製”, コンバーテック, 552 (47), 88 – 91,
セミナーの趣旨
本講座では、結合交換性架橋材料(ビトリマー)について、既存の共有結合架橋材料や超分子架橋材料と比較しながら解説し、その基礎的性質を説明する。リサイクル性/修復性樹脂の最先端の取り組み・実用への応用についても紹介する。
セミナー対象者
化学系(特に樹脂系)
セミナーで得られる知識
・ 結合交換性架橋樹脂(ビトリマー)に関する一般知識
・ リサイクル性/修復性樹脂デザインに関する知識
・ アップサイクル技術に関する知識
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 研究背景:架橋樹脂に関して
2. ビトリマーとは
2-1. 結合交換型動的共有結合の概念
2-2. 熱硬化性/熱可塑性樹脂との違い
3. ビトリマーの物性的特徴と機能
3-1. 結合交換特性に因んだ物性的特徴
3-2. 結合交換特性に因んだ機能的特徴
4. ビトリマーの様々な分子設計と物性制御
4-1. 既報の分子設計の紹介
4-2. 既報の物性制御法の紹介
5. ビトリマーコンセプトの実用応用について
5-1. 新規アップサイクル技術について
5-2. 実用に関する課題