化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年9月14日(水)11:00~16:10
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
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セミナーの趣旨

 本ウェビナーでは、「CCS・CO2分離回収」、「CCU・カーボンリサイクル」、「カーボンニュートラル燃料」の業界動向、および、現在、注目を集める研究開発に焦点を合わせた。今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながる構成になっている。

プログラム

講演 1.
世界における CCUS、水素の業界トレンド
11:00~12:00 
講 師 初田 竜也 氏  ㈱シーエムシー・リサーチ 代表取締役
 【講師経歴】  大学院まで応用化学を専攻。国内外の技術・業界・市場の調査レポートを作成。国外では主に欧州、中国、韓国、台湾の動向を注視している。これまで関わってきたテーマは、CCUS、バイオプラスチック、炭素繊維、3Dプリンター、リチウムイオン電池、燃料電池、自動運転など。
プログラム
1. CCS
 1.1 CCSプロジェクト
  ① Quest
  ② Northern Lights
  ③ Houston Ship Channel
 1.2 CO2の分離・回収法
  1.2.1 化学吸収法、物理吸収法、固体吸収法の事例
  1.2.2 膜分離法膜
   ① 分離法の特徴
   ② 各社の高分子膜の特徴
 1.3 世界のCO2分離量のシェア率
 1.4 CO2の分離・回収法のコスト
 1.5 直接空気回収(DAC)
  1.5.1 各社のDAC技術の特徴
  1.5.2 海外勢と日本勢の特徴
  
2. CCU
 2.1 炭酸ガス(企業動向)
 2.2 メタノールの用途別需要
  ① Carbon Recycling International
  ② 三菱ガス化学
  ③ 住友化学
 2.3 日産自動車(人工光合成)
 2.4 鉱物(国内外の製品・生成物のステージ状況)
 2.5 合成燃料
  2.5.1 合成メタン/メタネーション
  2.5.2 欧州の主なメタネーションプロジェクト
  2.5.3 企業動向
   ① 東京ガス
   ② 大阪ガス
   ③ IHI
  2.5.4 e-fuelの各プロセスの現状と課題
 2.6 SAF
  2.6.1 供給する企業とプラント、生産(HEFA、FT、ATJ)
 
講演 2.
二酸化炭素(CO2)の吸収・回収及び吸収材技術
13:00~14:00 
講 師 大石 克嘉 氏  中央大学 理工学部 応用化学科 教授 
 【講師経歴】 1991/3 東北大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士課程修了(理学博士)
1991/4 ㈱東芝 入社(総合研究所(現 研究開発センター)配属)
1995/3 ㈱東芝 退職
1995/4 中央大学 理工学部 助教授
2007/4 中央大学 理工学部 准教授
2008/4 中央大学 理工学部 教授(現在に至る)

【活  動】
 固体化学/無機材料科学、本テーマ関連の研究内容、自己発熱型CO2吸収コンポジットの作製とCO2吸収能の向上に関する研究

プログラム
1. はじめに
 1.1 地球温暖化と温室効果ガス
 1.2 二酸化炭素(CO2)排出量の増加と地球温暖化の相関
 1.3 もしも,第一の温室効果ガスがCO2であるとするならば
  
2. CO2回収・除去法の種類に関する簡単な紹介
 2.1 膜分離法
 2.2 吸着分離法
 2.3 吸収分離法
  
3. 吸収分離法に用いられるCO2吸収材に関する簡単な紹介
 3.1 アミン系吸収材
 3.2 ソ-ダライム系吸収材
 3.3 リチウム複合酸化物系吸収材
  
4. リチウム複合酸化物系CO2吸収材の作製方法と吸収特性
 4.1 合成・作製方法
 4.2 CO2吸収特性と温度
 4.3 CO2吸収特性と結晶構造
 4.4 問題点
  
5. 自己発熱型CO2コンポジット
 5.1 素材
 5.2 構造
 5.3 期待されるCO2吸収特性
 5.4 その応用分野
  
6. 多量に排出されるCO2の吸収・分離・回収・貯蔵
 6.1 CO2の吸収・分離・回収工程
 6.2 貯蔵場所と化学反応
 6.3 CO2吸収ブームの発生とその行方
 
講演 3.
水分を分離する CO2吸収/放出剤の開発 ~ Direct Air Capture (DAC) ~
14:05~15:05
講 師 稲垣 冬彦 氏  神戸学院大学 薬学部 教授 
 【講師経歴】
2002年3月 金沢大学 薬学部 製薬化学科 卒業
2004年3月 金沢大学大学院 自然科学研究科 博士前期課程修了
2007年3月 金沢大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程修了
2007年4月 武田薬品工業㈱ 化学研究所 研究所員
2008年3月 金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 助教
2011年6月 米国スタンフォード大学 ビジティングスカラー
2012年5月 金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 准教授
2019年4月 神戸学院大学 薬学部 教授

【研究歴】
 遷移金属触媒反応による新規反応開発(2008~)  CO2吸収/放出剤の開発(2016~)

【所属学会】
 日本薬学会、有機合成化学協会

【著 書】
 ・大気中低濃度CO2活用を志向した回収・合成技術、環境浄化技術, 2020年1/2月号 日本工業出版
 ・効率的な大気中CO2吸収・放出剤の開発‐メディシナルケミストリーからの挑戦‐現代化学(解説) 2017, 560(11),30-33.

プログラム 1. CO2回収技術について
 1.1 CCS(Carbon dioxide Capture and Storagege)およびDAC(Direct Air Capture)技術について
 1.2 CCSとDACの違い、長所短所
  
2. 低分子アミンを活用したDAC手法の開発
 2.1 開発の経緯
 2.2 化学吸収法の課題点の抽出
  
3. 水分をも分離する耐水性 DAC 手法の開発
 3.1 概念技術の獲得
 3.2 応用技術の最新情報
 
講演 4.
二酸化炭素からの有用化学品合成
15:10~16:10
講 師 田村 正純 氏  大阪市立大学 先端研究院・人工光合成研究センター 准教授
 【講師経歴】
2003年3月 京都大学 化学教室 卒業
2003年4月~2005年3月 東京大学 工学系研究科 応用化学専攻 修士課程
2005年~2012年3月 花王㈱ 研究員
2012年3月 博士(工学)名古屋大学
2012年4月~2020年3月 東北大学大学院 工学研究科 助教
2015年12月~2019年3月 JST さきがけ研究員(兼任)
2020年4月~ 大阪市立大学 人工光合成研究センター 准教授

【研究領域】
 二酸化炭素変換触媒開発、プラスチック変換触媒開発、バイオマス変換触媒開発、ファイケミカル合成

【所属学会】
 日本化学会、触媒学会、石油学会、アメリカ化学会、プラスチックリサイクル化学研究会、有機合成化学協会

【受賞歴】
 第21回 青葉工学 研究奨励賞、第31回 若い世代の特別講演会 講演賞、平成28年度 触媒学会 学術奨励賞、平成30年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞、2017 年度 石油学会 奨励賞(スウェージロック賞)、第19回 インテリジェント・コスモス 奨励賞、2020年度 大阪市立大学 南部陽一郎記念奨励賞

プログラム 1. 二酸化炭素の基本物性
  
2. 還元的変換による化学品合成
  
3. 非還元的変換による化学品合成
  
4. 二酸化炭素とアルコールからの有機カーボネート合成
  
5. 二酸化炭素とジオールからのポリマー直接合成
  
6. まとめと今後
 

  
  

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