S&T出版ウェビナー
開催日時:2022年9月6日(火)10:00~16:30
受 講 料:55,000円(税込) ※ 資料付
会 場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
備 考
<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
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プログラム
第1部 10:00~11:00 eAxleの市場展望 |
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講 師 | 饗場 知 氏 ㈱富士経済 インダストリアルソリューション事業部 第二部 主任 |
講師略歴 | 2006年富士経済入社。i-MiEVの発売当初から電動車市場を中心に、自動車業界を専門領域としてリサーチ活動を展開。 |
趣 旨 | 各国における環境規制の強化により、電動車の販売台数が急激に拡大している。そのような中、電動車市場における価格競争が激化し、基幹部品を中心にコストダウンが急ピッチで進められている。コストダウンの手法の一つとしてeAxleの搭載が有望とされており、中国市場を中心に置き換えが急速に進んでいる。 また、eAxleは現状、3in1が主力であるが、既に自動車メーカーのニーズは3in1から移行しており、4in1以上が要求され始めている。 本講座では、乗用車に搭載されるeAxleの市場と技術トレンドを紹介する。 |
プログラム | 1. 乗用車における電動車市場トレンド 2. eAxleの最新市場トレンド 3. eAxleにおける構成部品の技術動向・方向性 4. 高電圧化が進むeAxleの最新トレンド 5. 今後の展望 |
第2部 11:10~12:30 EV用省資源型e-Axleの開発 |
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講 師 | 御手洗 浩成 氏 愛知製鋼㈱ スマートカンパニー プレジデント |
講師略歴 | 1982年 4月愛知製鋼株式会社入社 2008年 1月同社 電磁品事業本部磁石事業室長(部長級) 2015年 3月学位取得 工学博士(東北大学) 2015年 4月同社参与就任 2020年 4月同社執行職就任 (現在に至る) |
趣 旨 | カーボンニュートラルの要請による次世代車の電動化は、バッテリーのみならずe-Axleに於いても使用する部素材の安定供給面で課題となる。当社独自の素材・プロセスの特長を最大限に活かしたEV用省資源型e-Axle用のモータおよび減速機の開発に取り組み、技術実証に成功した。開発品はモータの高速化と減速機の高減速化により、従来同出力品の1/2以下の資源使用量に抑制した。 本講演では、e-Axle用のモータ、減速機の課題認識、開発コンセプト、コンセプトを具現化する素材、プロセスについてをご紹介する。 |
プログラム | 1. 愛知製鋼のご紹介 高強度材料、鍛鋼一貫生産、Nd系ボンド磁石 2. e-Axle普及の課題 磁石(レアアース)、電磁鋼板、銅の供給 3. 省資源型e-Axle開発コンセプト モータ高速化、減速機の高減速化の課題対応 4. 開発コンセプトを具現化する要素技術 磁粉、磁石、ギヤ鋼、リサイクル |
第3部 13:30~14:30 EV高回転モータ用トラクションドライブの技術動向 |
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講 師 | 山本 建 氏 東海大学 工学部 動力機械工学科 准教授 |
講師略歴 | 東京理科大学卒業.1991年より日産自動車(株)にてトロイダルCVTなど,トラクションドライブを用いた変速機の研究に従事.2016年より現職にて摩擦伝達を用いた機械要素の研究を行っている. |
趣 旨 | 電気モータは高回転化によって小型化が可能であり、小型高効率の減速機と組み合わせることで高パワー密度の駆動システムを実現できる。トラクションドライブはかみ合い振動がなく振動騒音が小さいため、高速運転を行う減速機の伝達要素に適している。しかしながら高速時は油膜が厚くなり、伝達性能(トラクション係数)の低下が懸念される。そこで最高回転数50000rpmでの運転が可能な高速試験機を設計製作し、トラクションドライブと歯車の性能比較を行った。さらにテクスチャによるトラクション係数向上の効果について解説する。 |
プログラム | 1. 電動パワートレインの高回転化の動向 2. トラクションドライブの動作原理と高回転での特性 3. 高回転トラクションドライブの実用例 4. 高回転におけるトラクションドライブと歯車の性能比較 5. 高回転トラクションドライブ減速機の構造と課題 |
第4部 14:40~15:40 EV,e-Axleにおけるフルードの要求特性と展望 |
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講 師 | 浜口 仁 氏 GS Caltex Corp. 技術顧問(工学博士) |
講師略歴 | ・1972年~1996年:日本鉱業(株)(現ENEOS(株))に勤務 ・1975年~1976年:インペリアルカレッジ留学 ・1979年に世界初のMoDTC配合油を市販化 ・1993年に東京大学より博士号(工学)取得 ・1994年にJASO 2サイクル油のオンファイルシステム構築 ・1996年~2012年:エボニック・ジャパン(株)に勤務 ・1997年~2011年:SAE Asiaのメンバーとして市場調査実施 ・1997年~2012年:自動車技術会などの各種委員会に参画 ・1999年~現在:日本建設機械施工協会 油脂技術委員会 副委員長 ・2009年~現在:JAMAエンジン油セミナータスクフォース委員会 アドバイザー委員 ・2012年~2014年:エボニック・オイル・アディティブス 技術顧問 ・2014年~ :GS Caltex Corp. 技術顧問 ・2014年に日本トライボロジー学会より功績賞受賞 |
趣 旨 | 約100年にわたって発展してきた自動車の動力源が、内燃機関から電気モーターに変わりつつある。これに伴い、エンジン油が不要となることはもとより、駆動系の機構も大幅に変わることから、駆動系潤滑油についても、要求特性の変化が起こりつつある。 本講座では、駆動系機構の変化に伴う駆動系潤滑油(フルード)への要求性能の変化につき、将来展望を含めて解説する。 |
プログラム | 1. EV, e-Axle用フルードの種類 2. EV, e-Axle用フルードの要求特性 ・冷却性 ・電気特性 ・耐荷重性 ・疲労摩耗防止性 ・摩擦特性 ・消泡性 ・材料適合性 ・その他 3. EV, e-Axle用フルードの構成基剤 ・基油 ・添加剤 4. EV, e-Axle用フルードの将来展望 |
第5部 15:50~16:30 e-Axleにおける樹脂材料への要求特性と展望 |
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講 師 | 伏見 勝夫 氏 ㈲カワサキテクノリサーチ 主席コンサルタント |
講師略歴 | 経歴、会社概要は以下カワサキテクノリサーチ社ホームページからご覧ください。
○経歴は「メンバー紹介ページ」 |
趣 旨 | e-Axleを構成するモータ、インバータ、ギヤのそれぞれにおいて、軽量化、高電圧化、高効率化等に応える技術開発が進み、材料に対する要求特性が進化、新たな樹脂材料の開発が進みつつある。本講演では、まずそれぞれについて樹脂材料の要求特性と開発状況をわかりやすく説明した上で、これらを組み合わせたe-Axleの樹脂材料の展望を説明する。 |
プログラム | 1. モータにおける樹脂材料の要求特性と開発状況 2. インバータにおける樹脂材料の要求特性と開発状況 3. ギヤにおける樹脂材料の要求特性と展望 4. e-Axleにおける樹脂材料の展望 |