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★抗菌・抗ウイルス処理技術について、基礎から応用のノウハウまで数多くの実例を挙げながら解説します!
 
※ 本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年9月13日(火)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

・セミナー資料は事前に郵送します。会社のご住所以外で受け取りを希望される場合は、申し込みフォームのコメント欄に、発送先のご住所をご記入下さい。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。この点にご了承の上、お申し込みください。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

講 師

 関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科
微生物制御工学研究室 非常勤研究員 工学博士  冨岡 敏一 氏

関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科
微生物制御工学研究室 非常勤研究員 工学博士 冨岡 敏一 氏

受講対象・レベル

・開発企画技術者(身の回り製品、水回り製品、衣類・携行製品、医療・介護製品、
 住宅、建材、不特定者が接触・共有する部材を有する製品等)
・樹脂製品市場開拓技術者
・塗料・塗装市場開拓技術者
・水処理技術関連企業の技術者
・医療・介護製品の付加価値製品開発技術者
・欧州展開企業の企画技術者
・抗菌製品の上市を検討される企業責任者 

習得できる知識

1.微生物制御技術
2.抗菌抗ウイルス薬剤に関する基礎知識
3.微生物学と材料工学との境界領域の現場に即した知識習得
4.微粒子の分散に関する基礎知識
5.抗菌性能評価技術(JIS Z 2801):JNLA評価基準の基礎技術
6.抗菌処理適用製品のためのヒントとノウハウ
7.消費者への製品特性に関する表現方法基礎
8.欧州への輸出製品に関する化学製品申請の基礎知識 

趣 旨

 抗菌抗ウイルス処理技術は、清潔好きの日本ならではの日本発の技術です。20数年前に耐熱性を有する銀を抗菌抗ウイルス成分として用いることで、熱可塑性の樹脂に混練できることから、身の回りの製品に応用されました。現在では欧州でも清潔性向上に役立てることから、家電製品を始め様々な製品への応用(付加価値技術)に注目されています。さらに、近年は薬剤を用いない物理的除菌抗ウイルス技術に展開を遂げています。注目を浴びる抗ウイルス処理技術およびその評価法や発揮性能について、現状の一端を紹介します。
 多くの分野で応用されバリエーションの多い抗菌抗ウイルス処理技術を、基礎から応用のノウハウまで、数多くの実例を挙げながら、商品企画時のポイント、製造現場の留意点、効果的な処理技術から品質管理方法の実際、商品分野によって異なる表示法に留意したユーザーへの性能説明方法、さらに抗菌製品が注目されている欧州へのグローバル展開の留意点まで、説明します。

プログラム

1.抗菌剤・抗ウイルス成分 [選び方1]
 1-1.抗菌剤の種類と特性
   1)無機系抗菌剤
   2)有機系薬剤
   3)天然系薬剤
   4)光触媒系薬剤
   5)その他抗菌成分
    a)抗菌ステンレス
    b)銅
    c)抗菌メッキ
    d)抗菌アルマイト
    e)注目成分
 1-2.抗ウイルス成分の種類と特性
   1)ウイルスの種類と不活化
   2)抗ウイルスメカニズム例
   3)抗ウイルス成分とその性能
 1-3.抗菌成分の変遷
  
2.物理的除菌・抗ウイルス技術 [選び方2]
 2-1.埃と環境
 2-2.物理的除菌・抗ウイルス
   1)熱殺菌
   2)紫外線殺菌
   3)電場除菌
   4)放電処理技術
  
3.抗菌樹脂混練技術 [使い方1]
 3-1.熱可塑性樹脂への混練技術
 3-2.反応硬化性樹脂への混練技術
 3-3.応用技術と実例
  
4.抗菌表面処理技術 [使い方2]
 4-1.抗菌成分の分散技術
 4-2.塗装処理
 4-3.応用技術と実例
  
5.具体的性能評価法 [示し方1]
 5-1.抗菌・抗ウイルス評価方法
   1) 抗菌評価技術と具体例
   2) 抗ウイルス評価技術と具体例
 5-2.抗菌・抗ウイルスJIS・ISO
   1)JIS とISOの評価試験対応
   2)具体的JIS評価試験の実際
    a)JIS Z 2801(抗菌/プラスチック製品)
    b)ISO 21702(抗ウイルス/プラスチック製品)
    c)JIS L 1902(抗菌/繊維製品)
    d)JIS L 1922(抗ウイルス/繊維製品)
    e)JIS R 1702/1757(抗菌/光触媒)
    f)JIS R 1706/1756(抗ウイルス/光触媒)
 5-3.持続性評価方法
 5-4.安全性評価方法
 5-5.製品量産化と品質管理手法
 5-6.最新の情報収集と技術習得
  
6.抗菌・抗ウイルス性能の表示法 [示し方2]
 6-1.各種国内工業会
 6-2.全国公正取引協議会連合会
   1)全国家庭電気製品公正取引協議会
   2)洗剤・石けん公正取引協議会
 6-3.抗菌製品技術協議会
 6-4.繊維評価技術協議会
 6-5.光触媒工業会
 6-6.欧州規制
   1)BPD
   2)BPR
 6-7.グローバル展開
   1)中国
   2)韓国
   3)米国
   4)その他