~ 画像処理の多くはディジタルフィルタリングである ~
☆☆☆ 本セミナーは、Zoom/ウェビナーを使用して、行います。☆☆☆
トリケップスセミナー
開催日時:2022年4月27日(水)10:00~16:30
参 加 費:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)
★ 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
★ インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
講 師
島村 徹也(しまむらてつや)氏
埼玉大学大学院 埼玉大学大学院 理工学研究科 数理電子情報部門 教授(工学博士)
<経歴、等>
1986年 慶應義塾大学 理工学部卒。
1991年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 博士課程了、工学博士。
1991年 埼玉大学 工学部 情報工学科 助手。
1995年 ラフバラ大学(イギリス) 客員研究員。
1996年 ベルファーストクイーンズ大学(イギリス) 客員研究員。
1998年 埼玉大学 助教授。
2007年 埼玉大学 教授。
IEEE, アメリカ音響学会、日本音響学会、電子情報通信学会、信号処理学会、電気学会 会員。
現在、信号処理学会編集長
専門はディジタル信号処理とその音声、画像、通信への応用など。論文・著書多数。これまで20社を超える企業との共同研究を実施するなど、産学連携に力を入れている。2019年より「AI時代の画像処理技術研究会(埼玉大学産学官連携協議会)」の代表を務め、年に複数回の研究発表会を主導している。
セミナーの概要
画像処理の多くはディジタルフィルタリングである。その設計方法を理解し、実行方法を習得することにより、多種多様な画像処理が可能となる。
最近では、画像認識/画像理解への応用が注目を集めている。
本セミナーでは、主要なフィルタ設計法を取り上げ、その理論をできる限り詳細に説明することを心がける。また、MATLABを併用し、実際にアルゴリズムを提示、実行し、結果を確認しながら、解説を進める。現場で利用するフィルタ選択のノウハウ、最近評判のフィルタリング方法を紹介しつつ、特に画像の復元問題においては、複雑なアルゴリズムの中に存在するキーテクニックの特徴をわかりやすく解説する。最近の研究動向にも触れ、オリジナリティをどのように生み出すかにも言及する。
講義項目
1.1 画像表現
1.2 フーリエ変換
1.3 畳み込み
1.4 空間領域と周波数領域のフィルタリング
2 ノイズ除去フィルタの設計
2.1 平均値フィルタ
2.2 メディアンフィルタ
2.3 ガウシアンフィルタ
2.4 バイラテラルフィルタ
2.5 2次元フィルタ
3 エッジ検出(強調)フィルタの設計
3.1 Prewittフィルタ
3.2 Sobelフィルタ
3.3 ラプラシアンフィルタ
3.4 鮮鋭化フィルタ
4 画像復元のためのフィルタリング
4.1 劣化の種類
4.2 ウィーナーフィルタ
4.3 ARMAモデリング
4.4 圧縮センシング
4.5 画像復元フィルタの選択
5 最近の研究動向
6 画像認識/画像理解への応用