発行:2002年3月
体裁:A4版 200頁
定価:65,000 円(税込 71,500 円)
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本レポートの特徴
☆ 機能性モノマーの法規制,構造式,製法,物性,特徴
☆ 機能性モノマーの市場規模,開発動向
☆ 注目度の高い機能性モノマーの生産,需要,価格,開発動向
☆ 誘導品分野における使用方法,市場規模,価格動向,参入メーカー
はじめに
高分子原料としてのモノマーは成形用樹脂から塗料,接着剤,粘着剤,高分子凝集剤などファインケミカルまで多岐にわたっており,種類は非常に多い。
本書では,情報が豊富な汎用モノマーを除外し,他モノマーと共重合し,ポリマーの改質や機能性付与を目的としたモノマーを取り上げた。リストアップの目安は市場規模が年間1万トン以下,価格は500円/㎏以上で,近年開発またはクローズアップされたモノマーを対象とした。
これらのモノマーの中に将来,大型市場を形成する可能性を持つ品目も含まれいる。例えばCHDMがその一例である。CHDMはイーストマンケミカルが生産開始以来40年余の歴史を持ち,決して新しい機能性モノマーとは言えないが,ほぼ全量自家消費され、モノマーとしての流通量は限られていた。最近,第2のサプライヤーが出現し,成形用樹脂原料として大きな市場形成が予測されるが、コーティング用レジンなどファインケミカル分野の用途開発も始まっており,古くて新しい機能性モノマーとといえる。これらも本書の対象とした。
第1章「新しい機能性モノマーの種類の特徴」は機能性モノマーの法規制,構造式,製法,物性,特徴などを中心にまとめている。第2章「機能性モノマーの市場規模とメーカー」では新しい機能性モノマーの開発動向に重点を置いている。第3章「機能性モノマー各論」では生産,需要,価格動向をまとめているが,注目度の高い機能性モノマーは開発動向を掘り下げて記述した。第4章「機能性モノマーの市場」では誘導品分野における使用方法,市場規模,参入メーカー,開発動向をまとめている。
機能性モノマーに関わる多くの方にお役に立てれば幸いである。
2002年3月 シーエムシー・リサーチ 編集部
目 次
目次一覧PDF1. 機能性モノマーの種類
1.1 機能性モノマーの定義
1.1.1 リストアップ製品の測定における考え方
1.1.2 「新しい機能」の考え方
1.1.3 最近の特徴的潮流
(1) UV・EB硬化
(2) 脂環基の導入
(3) 反応性官能基の導入
1.1.4 機能性モノマー類の使用法
1.1.5 リストアップの対象から外したモノマー
1.2 機能性モノマーの分類
2. 機能性モノマーの特徴
2.1 ビニル系
2.1.1 (メタ)メタクリレート系
(1) (メタ)アクリル酸イソボニル
(2) (メタ)アクリル酸シクロヘキシル
(3) (メタ)アクリル酸t-ブチル
(4) ジシクロペンタニルメタクリレート
(5) ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート
(6) ジペンタエリスリトール(ペンタ)ヘキサアクリレート
(7) トリプロピレングリコールジアクリレート
(8) トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
(9) ポリエチレングリコールジアクリレート
(10) メタクリル酸グリシジル
2.1.2 アクリルアミド誘導体
(1) アクロイルモホリン
(2) N-イソプロピルアクリルアミド
(3) N,N-ジメリルアクリルアミド
(4) N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
2.1.3 その他の不飽和化合物
(1) イソプレンスルホン酸ソーダ
(2) N-ビニルアセトアミド
(3) N-ビニルホルムアミド
(4) (ポリ)アリルアミン
(5) (ポリ)p-ビニルフェノール
2.2 非ビニル系
2.2.1 多価カルボン酸
(1) 1,4-シクロヘキサンカルボン酸
(2) CIC酸/Bis-CIC酸
(3) 2,6-ナフタレンジカルボン酸(ジメチル)
2.2.2 多価アルコール
(1) 1,4-シクロヘキサンジメタノール
(2) 4,4’-ジホドロキシビフェニル
(3) ジメチロールブタン酸
(4) 水素化ビスフェノールA
(5) ネオペンチグリコール
(6) 1,3-プロパンジオール
2.2.3 多価アミン
(1) m-キシリレンジアミン
(2) 1,4-ジアミノブタン
(3) ノルボルナンジアミン
(4) 1,3-ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
2.2.4 その他
(1) 2,2-ビス(p-シアナトフェニル)プロパン
3. 最近開発された機能性モノマー
3.1 ビニル系
3.1.1 (メタ)アクリル系
(1) フッ素系モノマー
(2) 脂環系モノマー
(3) 反応性官能基を有するモノマー
(4) 生体適合性モノマー
3.1.2 各種ビニル化合物
(1) p-クロロスチレン
(2) ビニルスルホン酸
(3) ビニルオキサゾリン
3.2 その他(非ビニル系)
3.2.1 ビスオキサジン
第2章 機能性モノマーの市場規模とメーカー
1. 機能性モノマーの分類と市場規模
2. 分類別参入メーカー
2.1 ビニル系
2.1.1 アクリル系,メタクリレート系
2.1.2 アクリルアミド系
2.1.3 カルボン酸ビニルエステル
2.2 非ビニル系
2.2.1 多価アルコール ビフェノール型
2.2.2 その他
3. 主要メーカーの動向
3.1 大阪有機化学
3.2 共栄社化学
3.3 東亜合成
3.4 日本化成
3.5 丸善石油化学
3.6 三菱レイヨン
3.7 三菱ガス化学
3.8 昭和電工
第3章 機能性モノマー各論
1. ビニル系
1.1 アクリル,メタクリル系
1.1.1 イソボニルAC,MA
(1) 生産動向
(2) 芳香環、脂環、複素環含有エステルの動向
1.1.2 シクロヘキシルAC,MA
(1) 生産動向
(2) 業界動向
1.1.3 n-ブチルMA
1.1.4 ジシクロぺンタニルMA
(1) 生産動向
(2) 用途
1.1.5 ジシクロペンテニルオキシエチルAC,MA
(1) 生産動向
(2) 用途
1.1.6 ジペンタエリスリトール(ペンタ)ヘキサAC
1.1.7 トリメチロールプロパントリMA
1.1.8 ビスA・エチレンオキサイド変性ジAC
/ビスA・プロピレンオキサイド変性ジAC
(1) pBE、EBEの生産動向
(2) ビスA・エチレンオキサイド変性ジAC
/ビスA・プロピレンオキサイド変性ジACの生産動向
(3) ビスA・エチレンオキサイド変性ジAC
/ビスA・プロピレンオキサイド変性ジACの用途動向
1.1.9 グリシジルMA(GMA)
(1) エポキシ基を有する(メタ)アクリレートの種類
(2) 生産動向
(3) 用途動向
1.1.10 2-ヒドロキシエチルAC(2-HEMA)
(1) 生産動向
(2) 用途動向
(3) 水酸基を有するアクリレート,メタクリレートの動向
1.1.11 2-ヒドロキシプロピルアクリレートAC,MA
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.2 アクリルアミド系
1.2.1 N,N-ジメチルアクリルアミド(DMAA)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.2.2 N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPPA)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.2.3 ダイアセトンアクリルアミド(DAAM)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.2.4 ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド(DMAPMA)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.3 その他不飽和化合物
1.3.1 N-ビニルアセトアミド(NVA)
(1) 生産動向
(2) 昭和電工のPNVA事業戦略
1.3.2 N―ビニルホルムアミド(NVF)
1.4 ビニルエーテル系
1.4.1 4-ヒドロキシブチルVE(HBVE)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.4.2 ジエチンエチレングリコールモノVE(DEGV)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
1.4.2 N-ビニル-2-ピロリドン(NV2V)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
(3) 業界動向
1.4.3 N-メチルピロリドン(NMP)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
2. 非ビニル系
2.1 多価カルボン酸系
2.1.1 2,6-ナフタレンジカルボン酸ジメチル(NDC)
(1) NDC開発の歴史
(2) メーカー別生産能力と供給推移
(3) 価格動向
2.1.2 6-ヒドロキシ-2-ナフタレンカルボン酸(BON6)
2.2 多価アルコール系
2.2.1 1,4-シクロヘキサンジメタノール(CHDM)
(1) 生産動向
(2) CHDMの用途
(3) 価格動向
2.2.2 ジメチロールブタン酸(DMBA)
2.2.3 1,3-プロパンジオール(PDO)
(1) 1,3-プロパンジオー開発の歴史
(2) 1,3-プロパンジオールの企業化動向
(3) 1,3-プロパンジオールの製法とコスト
(4) 1,3-プロパンジオールの用途
2.2.4 ポリカーボネートジオール(PCD)
(1) 生産動向
(2) 需要動向
2.2.5 水素化ビスフェノールA
(1) 生産動向
(2) 需要動向
(3) 業界動向
2.2.6 ビスフェノールS
2.2.7 4,4’-ジヒドロキシジフェニル(ビフェノール)
第4章 反応性モノマーの市場
1. UV.EB硬化樹脂
1.1 UV・EB硬化型樹脂の種類
1.2 UV・EB硬化樹脂の用途
1.3 UV・EB硬化型樹脂用モノマー
1.4 応用製品市場
(1) UV・EB硬化型印刷インキ
(2) UV硬化型木工コーティング
2. エポキシ樹脂反応性希釈剤
2.1 生産動向
2.2 EBE,PBE誘導体のグリシジルエーテルの市場
3. 高分子凝集剤
3.1 生産動向
3.2 業界動向
4. 眼鏡用レンズ
4.1 眼鏡レンズのプラスチック化の歴史
4.2 レンズ材料の要求性能
4.3 市場動向と今後の展望
5. コンタクトレンズ
5.1 コンタクトレンズの開発経緯
5.2 市場動向
5.3 製品動向
6. 液晶ポリマー
6.1 液晶ポリマーの種類と使用されるモノマー
6.2 メーカー別生産能力および新増設計画
6.3 液晶ポリマーメーカーの生産状況
6.4 需要動向
6.5 価格動向
7. 新規飽和ポリエステル樹脂
7.1 新規飽和ポリエステル樹脂の種類
7.2 NDC系ポリエステル樹脂の特徴と用途
7.2.1 ボトル
7.2.2 フィルム
7.3 CHDM系ポリエステル樹脂
7.3.1 CHDM系ポリエステル樹脂の種類
7.3.2 CHDM系ポリエステル樹脂の市場規模
7.3.3 CHDM系共重合ポリエステル樹脂の需要動向
7.4 PTT
7.4.1 PTTの特徴
7.4 2 PTTと競合樹脂との物性比較
7.4.3 PTTの市場展望
(1) 繊維
(2) 成形材料
(3) フィルム,シート
(4) ボトル
7.5 PTTの価格