化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

様々な実験データ、評価事例を使ってCFRPの疲労特性をわかりやすく解説!
 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年9月2日(金)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付き【郵送いたします】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 
機械科学・航空学科 教授 博士(工学)  細井 厚志 氏

【専門】
複合材料工学、材料力学、材料強度学、破壊力学

【略歴】
2008年5月~2014年3月 名古屋大学 大学院工学研究科 助教
2007年4月~2008年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2、PD)
2005年10月~2007年3月 早稲田大学 理工学研究科 機械工学専攻 客員研究助手
2011年11月~2012年2月 シドニー大学 航空・機械・電子工学科 訪問学者
2014年4月~2016年3月 早稲田大学 理工学術院 講師
2016年4月~2021年3月 早稲田大学 理工学術院 准教授
2021年4月~現在 早稲田大学 理工学術院 教授

受講対象・レベル

設計開発、品質管理、生産技術、製造技術等の分野で複合材料を用いた製品の研究開発、材料設計に関わる方、複合材料の疲労の基礎と評価について学習したい人など 

趣 旨

 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は軽量かつ高強度という特性を有することから、航空機や自動車、鉄道車両をはじめとする機械・構造物への更なる適用拡大が進められています。用途に応じて設計要求も異なることから、CFRPの長期信頼性や耐久性を適切に評価することも重要課題となっています。CFRPは疲労特性に優れた材料と言われていますが、マトリックスクラックや層間剥離などの損傷が疲労負荷を受けることによって発生、進展し、構造物の強度低下を引き起こします。本セミナーでは、構造材料として注目を集めているCFRPの疲労損傷進展評価および寿命評価技術について分かりやすく解説します。

プログラム

1.複合材料及び疲労特性評価の基礎
  1.1 複合材料の基礎
  1.2 複合材料の構造と強度
  1.3 疲労破壊事故事例
  1.4 疲労特性評価の基礎
  
2.複合材料の損傷観察技術
  2.1 光学顕微鏡法
  2.2 軟X線探傷法
  2.3 超音波探傷法
  2.4 レーザー顕微鏡法
  2.5 原子間力顕微鏡法
  2.6 マイクロ波法
  
3.繰返し変動負荷を受けるCFRP積層板の疲労寿命予測
  3.1 マイナー則
  3.2 残存強度による累積損傷評価
  
4.海水浸漬させたCFRP積層板の疲労寿命評価
  
5.超高サイクル疲労におけるCFRP積層板の長期信頼性評価

  5.1 層間剥離の進展特性評価
  5.2 トランスバースクラックの進展特性評価
  
6.CFRP積層板の疲労損傷発生予測
  6.1 トランスバースクラック発生寿命予測
  6.2 疲労損傷が生じないCFRP積層板の疲労強度設計
  
7.厚肉CFRP積層板の面外疲労強度特性評価
  7.1 厚肉CFRP積層板の面外方向疲労試験方法
  7.2 厚肉CFRP積層板の面外方向疲労寿命評価