~ 心地よい感触と製剤の安定性を両立させるためには? ~
乳化技術を駆使したエマルション製剤多く存在する基礎化粧品を中心に具体的な技術事例から学べます!
※ 本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2022年4月15日(金)13:30~15:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:33,000円(税込)
定 員
30名
備 考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
・セミナー資料は前日までには、お送りいたします。
ご自宅への送付を希望の方はお知らせください。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
ポーラ化成工業㈱ フロンティア研究所
Communicationカテゴリー PRINCIPAL INVESTIGATOR 松尾 一貴 氏
《略歴》
2011年3月 大阪府立大学 工学研究科 物質・化学系専攻 卒業
2011年4月 ポーラ化成工業株式会社 入社 現在に至る。
2019 年度 日本油化学会「ヤングフェロー賞」と関東支部「若手研究者奨励賞」をダブル受賞。
※小峰書店編集部著『キャリア教育に活きる!仕事ファイル 第3 期 20 美容の仕事』(2019 年発売)にて,「化粧品研究者」として紹介されました。
《専門》
界面化学、機器分析
趣 旨
化粧品は使用部位、使用目的により基礎化粧品、メーキャップ化粧品、毛髪用化粧品、身体用化粧品、口腔用化粧品、芳香化粧品に分類される。中でも基礎化粧品には、乳化技術を駆使したエマルション製剤 (乳液、クリーム等) が多く存在する。基礎化粧品は、顔あるいは皮膚を対象とした化粧品であり、洗浄、保湿、保護などの目的で分けることができる。洗浄の例としてはクレンジング料があり、メーク汚れを落とすため多量の油を乳化している。保湿・保護の例としてはクリームがあり、感触や保湿実感に合わせて適した油や保湿剤を選択しながら乳化している。エマルションは熱力学的には不安定系であるため、製剤の安定性は乳化法や作製条件に大きく影響を受ける。化粧品開発において、心地よい感触と製剤の安定性はトレードオフになることが多く、これらを両立させることは永遠の研究対象といっても過言ではない。そこで本報告では、化粧品開発の現場最前線のトピックスとして、化粧品製剤における製剤設計について紹介したい。
プログラム
1化粧品開発の紹介
1.1エマルション(乳化)について
1.2乳化化粧料におけるエマルションの役割
1.3相図の読み方とHLB値
1.4乳化方法の紹介
2乳化化粧料の設計ロードマップ
2.1 開発初期でとるべき試み
2.2 乳化方法の設計
3具体的な技術事例
3.1 ラメラ乳化法による、高保湿スキンケアクリーム
3.2 肌上でとろける驚きの使用感を有する、クリームクレンジング
3.3 界面活性剤の相転移を応用した、ベシクルローション
3.4 天然界面活性剤によるD相乳化法によるオーガニック乳液
4未来に向けて