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~ 5G、車載用MLCCに対応した材料技術、プロセス技術 ~
「車載」 「IoT」 「5G」 、更なる需要増大が見込まれるMLCCの開発、製造、使用における課題の克服に!

 
本セミナーはZoom使用いたします。

トリケップスセミナー

 開催日時:2022年4月18日(月)13:00~16:00
 参 加 費:お1人様受講の場合 45,100円(税込/1名)
     1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)

講 師

和田 信之 氏  和田技術士事務所 代表

講義項目

= 趣旨 =
 本セミナーでは、MLCCの開発、生産や必要な素材・資材に携わる技術者、使用する側の技術者の方を対象に、MLCCセラミック誘電体の材料、プロセスから見た、MLCCの技術課題・動向を概説します。これまでのMLCCの小型化、大容量化はセラミック誘電体素子の薄層化に伴い、材料、部材、プロセス、生産設備と、様々な技術課題が克服されてきました。これら技術が集約、洗練され、今、自動車の電装化、自動運転化に向けて車載用MLCCはその需要を伸ばしています。
 本セミナーでは小型・大容量化から、5G 、車載用MLCCに向けた、必要な要素技術を確認していきたいと思います。世の中ではIoT、5Gに連動した5Gコネクテッドカーなどの技術革新が進行しています。
 MLCCに係わる皆様に何かの指針、方向性を提供できればと思っています。
 
  1. 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の概要
    1-1 セラミックス、およびセラミックコンデンサの概要
    1-2 インピーダンス素子としてのコンデンサ
    1-3 MLCCの概要
    1-4 Ni内部電極MLCC
    1-5 小型・大容量化のMLCC技術
  
  2. BaTiO3(BT)誘電体セラミックスの特性
    2-1 BTの強誘電性
    2-2 微細なBT粉末のサイズ効果
    2-3 微細なBT粉末の合成
    2-4 BT誘電体原料の組成
    2-5 BT誘電体セラミックス
  
  3. Ni内部電極対応のBT材料組成の耐還元性 
    3-1 酸化物の還元現象
    3-2 BTの酸素空孔生成
    3-3 格子欠陥の制御
    3-4 添加元素(ドナー元素、アクセプタ元素)添加の効果、役割
    3-5 粒界の役割
  
  4. BTセラミックスの長期信頼性
    4-1 BTの電気伝導性
    4-2 高電界での電気伝導
    4-3 酸素空孔の移動現象
    4-4 MLCCの摩耗故障と加速性
  
  5. MLCCの製造プロセス
    5-1 製造工程の概要
    5-2 シート成形工程、主にスラリー組成
    5-3 Ni内部電極工程、主にその焼結性
    5-4 MLCC焼成時工程、主に焼成雰囲気制御
  
  6. MLCCの技術動向 ~ 5G、車載用MLCCの要素技術 ~ 
    6-1 5G、車載用MLCCの市場
    6-2 IoT、5G対応MLCCの低ESR、低ESL化
    6-3 車載用MLCCの品質保証
    6-4 高信頼性MLCCの材料技術