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~ モンテカルロ法や変分推論といった確率分布からの推定法や確率的グラフィカルモデルを用いた事後確率分布の設計方法 ~
 
☆☆☆ Web配信セミナー ☆☆☆
☆☆☆ 本セミナーは、Zoom/ウェビナーを使用して、行います。☆☆☆

トリケップスセミナー

 開催日時:2022年4月22日(金)11:00~17:00
 参 加 費:お1人様受講の場合 51,700円(税込/1名)
     1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 62,700円(税込/1口)

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 ★ インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

 ★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

講 師

片岡 駿(かたおかしゅん)氏 
小樽商科大学 商学部 社会情報学科 准教授(博士(情報科学)) 

<略歴>
 平成21年 東北大学 工学部 電気情報・物理工学科(情報工学コース) 卒業
 平成23年 東北大学大学院 情報科学研究科 応用情報科学専攻 博士課程前期2年の課程 修了
 平成26年 東北大学大学院 情報科学研究科 応用情報科学専攻 博士課程後期3年の課程 修了
 平成26年 日本学術振興会 特別研究員PD (平成26年4月~9月)
 平成26年 東北大学大学院 情報科学研究科 応用情報科学専攻 助教(平成26年10月〜平成30年3月)
 平成30年 小樽商科大学 商学部 社会情報学科 准教授
  現在に至る

セミナーの概要

 本講義では,ベイズ推定に基づく画像処理手法であるベイズ画像処理について扱います.ベイズ推定とは事後確率分布を用いてデータから統計的な判断を支援する数理的枠組みであり,ベイズ画像処理はこのベイズ推定の考え方を画像処理の問題に応用したものです.確率分布を用いた確率的な方法であるため,ノイズや関係性のような画像処理で考慮しなければならない「不確かさ・曖昧性」を確率という自然な形で扱うことができます.ベイズ画像処理のようなベイズ推定の応用では,事後確率分布に関する議論が中心となるため,確率分布からの推定法や確率分布をどう設計するかの設計方法が重要になります.
 本講義では基本的な画像処理問題を題材にモンテカルロ法や変分推論といった確率分布からの推定法や確率的グラフィカルモデルを用いた事後確率分布の設計方法について解説していきます.また,重要な部分ではプログラミングによる実装例についても紹介していきます.内容の性質上数式が多数登場しますが,本講義では数学的な前提は必要最小限に留めて講義を進めていきます.
<前提とする数学的内容>
 ネイピア数を底とする指数・対数関数,微分・偏微分の計算法,ベクトル・行列の和と積の計算法,積分公式を用いた積分計算.

講義項目

 1 画像処理
  1.1 画像処理とは
  1.2 画像処理の問題設定
  1.3 画像処理と不確かさ
  
 2 確率分布の基礎
  2.1 確率分布とは
  2.2 確率分布の計算法
  2.3 基本的な確率分布
  
 3 ベイズ推定と画像処理
  3.1 ベイズ推定とは
  3.2 ベイズ推定の画像処理への応用
  3.3 確率的グラフィカルモデルを用いた確率分布の設計法
  
 4 ベイズ画像処理での推定法
  4.1 ベイズ画像処理の難しさ
  4.2 最適化法の利用
  4.3 マルコフ連鎖モンテカルロ法
  4.4 変分推論の方法
  
 5 まとめ