化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版ウェビナー

       開催日時:2022年2月15日(火)10:30~16:30
       受 講 料:51,000円(税込) ※ 資料付(印刷資料)
       会  場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 

備 考

<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れは こちらをご確認下さい。
 
<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。
 
配付資料についての注意事項,
・本セミナーの配付資料は印刷したものをレターパックでお送りしますので以下の点をご注意ください。
・セミナー直前(レターパックの送信日数+1営業日以内)のお申込みは、セミナー当日までに資料が届かないこともあることを前提にお申込みください。
・ご指定が無い限り、2名様以上でお申込みの場合は受講者1の方に資料をまとめてお送りします。
・資料の送付先はご指定が無い限り、お申込時にご記入の住所にお送りします。

講 師

森本 雅之 氏  
モリモトラボ 代表 (元 東海大学教授) 工学博士 電気学会フェロー

 
<講師略歴>
28年間三菱重工業にてパワーエレクトロニクス、モータの研究開発を行う。
2005年より2018年まで東海大学教授として 研究及び教育を行う。
自動車用パワーエレクトロニクス、誘導モータ、リラクタンストルク応用モータなどの各種モータの設計、制御、及びパワーエレクトロニクスの産業応用に取り組んでいる。

現在,電気学会の自動車用パワーエレクトロニクス関係の委員会委員長を務めている。
電気学会フェロー、IEEE終身会員。
電気学会論文誌編修長、技術士試験委員、電気主任技術者試験委員などを歴任。

著書は「入門インバータ工学」(森北出版)、「電気自動車」(森北出版)、「交流のしくみ」(講談社ブルーバックス)、「パワエレ図鑑」(オーム社)など多数あり。

セミナーの趣旨

 地球温暖化対策として世界的にエンジン車の販売禁止が検討され、近い将来、電動車のみが販売できるようになるように伝えられている。さらに、わが国でもエンジン車の販売禁止などが取りざたされている。それに伴い、電動車(xEV)の研究開発が活性化している。電動車のキーコンポーネントは、モータ、パワーコントロールユニット(PCU)、バッテリである.このうち、モータとPCUの性能は電費に直接影響する。モータとPCUはいずれも発熱が大きく、それらの冷却が電動車のキー技術となる。
 そこで、本セミナーでは、モータとPCUの役割、構成、小型化・高出力化等の技術動向に基づき,それらの冷却,放熱技術を紹介する。電動車(xEV)に関連した研究開発に携わる技術者にとって一つの指針となるようなセミナーにすることを目標にしている。

プログラム

1.EV・HVのパワートレーンの概要
 1.1 EV・HVをとりまく環境と市場動向
 1.2 自動車用エレクトロニクス
 1.3 EV・HVのパワートレーンの構成
 1.4 各種のハイブリッドシステム
  
2.PCUの基本
 2.1 PCUの機能
 2.2 電力変換とは
 2.3 インダクタンスの役割
 2.4 キャパシタンスの役割
 2.5 チョッパとDCDCコンバータ
  
3.自動車用インバータの技術
 3.1 自動車用パワーエレクトロニクス
 3.2 インバータ回路
 3.3 インバータ制御
 3.4 EMCと騒音
  
4.自動車用モータの基本
 4.1 モータの原理と機能
 4.2 トルク特性
 4.3 モータの制御
  
5.伝熱の基礎
 5.1 伝熱とは
 5.2 熱伝導
 5.3 熱伝達
 5.4 熱放射
 5.5 熱抵抗
 5.6 熱容量
 5.7 過渡熱抵抗
  
6.PCUとモータの発熱メカニズム
 6.1 PCUの発熱
 6.2 パワーデバイスの発熱
 6.3 コンデンサ、リアクトルの発熱
 6.4 モータの発熱
  
7.各種の冷媒
 7.1 空冷
 7.2 水冷
 7.3 油冷
  
8.PCUの冷却・放熱技術
 8.1 PCUの内部構造
 8.2 PCUの上限温度
 8.3 パワーデバイスの冷却
 8.4 各社のPCUの冷却システム
  
9.モータの冷却・放熱技術
 9.1 モータ内部の伝熱
 9.2 モータの上限温度
 9.3 各社のモータの概要
 9.4 各社のモータの冷却
  
10.冷却・放熱技術の将来動向
 10.1 IGBTの動向
 10.2 ワイドバンドギャップ半導体
 10.3 48Vマイクロハイブリッド
 10.4 今後の開発課題