化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

最新情勢に合わせて内容を更新しました(12/22)

S&T出版ウェビナー

       開催日時:2022年1月25日(火)10:30~16:30
       受 講 料:51,000円(税込) ※ 資料付(印刷資料)
       会  場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。 

備 考

<Webセミナーのご説明>
本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
※ ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。
お申込からセミナー参加までの流れは こちらをご確認下さい。
 
<禁止事項>
セミナー当日にZoomで共有・公開される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。

配付資料について
本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)で配布予定です。
S&T出版HPからのダウンロードまたはe-mail添付にてお送りいたします。
貴社システムセキュリティ等によりお受取方法に制限がある場合は、可能な方法をご連絡ください。

講 師

菅原 秀一 氏  泉化研 代表
 
<経歴>
1972年 東北大学 大学院 工学研究科 高分子化学専攻
1972年~2000年 呉羽化学工業㈱ 機能材料部技術担当部長
2000年~2005年 三井物産㈱ 無機化学本部PM
2005年~2009年 エナックス㈱ 米澤研究所 先端技術室PM
2005年~2009年 NEDO 系統連系蓄電池システム 研究PM

<著書>
・EVワールド(米・中・韓・欧・日) 総覧 2018~2030, シーエムシー・リサーチ
・EVワールド3 激変期のEV&電池生産の中長期課題と展望, シーエムシー・リサーチ
・実務対応・LiBの規格と安全性試験のEV対応 2017, シーエムシー・リサーチ
・リチウムイオン電池技術-材料・製造技術と安全性評価-, 分担執筆, S&T出版
他多数

セミナーの趣旨

 本講演は2022年初頭に、S&T出版社から発刊予定の本、「EV用電池と電池材料のサプライ・チェーンSC」の主要な項目を、講演型式に編成した内容である。左記の本の調査と下書きは2021年秋頃から進めていたが、EVとEV用電池、更にはそれら原材料のサプライ・チェーンSCの問題が大きな課題となって押し寄せて来た。1週間前に書いた原稿を、数回も書き直すほどに、状況の変化は激しい。その点、Webでの講演であれば、今朝の情報を盛り込むことも可能である。
 最近の情報で元も大きかったニュースは、12月14日のトヨタ自動車の発表、EV350万台(2030年)である。それに要する電池は新たに2兆円の投資で、280GWhの総量である。トヨタに限らず、VW社は240GWhを内製するとの発表である。
 本講演では第1部のEV台数2030/35と第2部の電池増産計画を軸に、それらに必要な正・負極材ほかの電池部材のSCを可能な限り数値で試算し、ニッケルやコバルトの鉱産開発事例を含めて考察したい。また正・負極材などの選択も、電池のコストダウン重視から、従来とは流れが変わった様にも見える。更には新規な全固体電池の材料マーケットの立ち上がりなども触れたい。

プログラム

第1部 2030、2035のEV台数と所用電池GWh
 欧米の脱ガソリンでEV1800万台(EU)+1300万台(中国)、900万台(米国)と350万台(トヨタ)
 計4000~5000万台
 所要電池は3000GWh
  
第2部 EV用電池の増産計画(一覧)
 中国、韓国と欧州の内製化
 上記の総GWhは、確実に原材料が不足する。今から鉱山を掘って、果たして間に合うか
  
第3部 総電池GWh数に対する元素資源のマス
 Co、Ni、リチウムほか
  
第4部 正・負極材の選択動向とSC
 意外な非Co系の続伸とCo系のリサイクル
  
第5部 セパレータ他の部材のSC
 増設計画は湿式膜に集中
  
第6部 全固体電池などの新規な材料のSC
 硫化物系と酸化物系、各社は量産体勢に移行
  
第7部 電池関係SCへの新規参入
 異業種からの新規参入が続出
  
第8部 基礎資料
 8.1 EV用電池システムの構成
 8.2 EV用電池の性能 W、Wh
 8.3 主な正極材の化学組成と容量
 8.4 日本の電池生産統計
 8.5 リチウムイオン電池の製造工程
  

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