化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

これだけは知っておくべきトライボロジーの要点をわかりやすく解説!
 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年1月20日(木)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

資料付【PDF配布】

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 名古屋工業大学 大学院工学研究科 しくみ領域 准教授 博士(工学)  前川 覚 氏

【専門】
トライボロジー,振動工学,機械加工

【略歴】
2007年 横浜国立大学 生産工学科 卒業
2009年 横浜国立大学 環境情報学府環境システム学専攻 修士課程修了
2012年 横浜国立大学 環境情報学府環境システム学専攻 博士課程修了

受講対象・レベル

・ゴム材料のトライボロジー技術に携わる技術者・研究者
・ゴム材料のスティックスリップや鳴きについてお困りの方
・ゴム材料のトライボロジーのCAE解析を目指す方
・業務初心者でも受講可能なよう基礎から解説いたします。 

習得できる知識

・ゴム材料のトライボロジーについての概要を習得可能
・ゴム材料の摩擦振動のメカニズムとその対策法を習得可能 

趣 旨

 ゴム材料のトライボロジーを理解するためには,金属などの他の固体材料とは全く異なる知見が必要です。ゴム材料特有の摩擦摩耗現象を正しく捉えて,適切な対処法を見つけることが重要です。本講座では,ゴムのトライボロジーの基礎から応用までをわかりやすく解説します。また,ゴムの摩擦で度々問題となる摩擦振動(スティックスリップ)について,そのメカニズムと対処法を解説します。さらには近年重要視されているゴム材料のトライボロジーのCAE解析について紹介します。

プログラム

1.トライボロジーの基礎
  1-1 トライボロジーの定義
  1-2 表面の形状と接触
  1-3 見かけの接触面積と真実接触面積
  1-4 アモントン・クーロンの摩擦の法則
  1-5 トライボロジーの役割と課題
  
2.ゴム材料のトライボロジーの基礎
  2-1 摩擦摩耗の形態
  2-2 凝着摩擦
  2-3 ヒステリシス摩擦
  2-4 転がり摩擦
  2-5 凝着摩耗とアブレシブ摩耗
  2-6 パターン摩耗
  2-7 ゴムの摩擦や摩耗の制御手法
  
3.摩擦振動(スティックスリップ)の発生メカニズムとその対策
  3-1 摩擦振動の分類
  3-2 静止摩擦力と動摩擦力の差により生じる摩擦振動
  3-3 動摩擦力の速度弱化により生じる摩擦振動
  3-4 摩擦振動回避のための設計指針
  
4.ゴムのトライボロジーのCAE解析
  4-1 ゴムのトライボロジーのCAE解析に必要な基礎知識
  4-2 CAE解析に基づくゴムの摩擦の数値予測
  4-3 CAE解析でできること,できないこと
  4-4 最新の研究動向
  
5.まとめ