化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

エヌ・ティー・エスセミナーのご案内

      ● 開催日時:2019年12月12日(木)13:00~17:00
      ● 会  場:オーム社・第2ゼミルーム
             東京都千代田区神田錦町3丁目1番 オームビル内 地下ゼミナール
            

      ● 受講料:40,000円 + 税  ※ 資料を含む
 
 
お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。折り返し、聴講券、会場地図、請求書を送付いたします。

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セミナーの趣旨

★ 日々の暮らしの中で、私たちはさまざまなニオイに囲まれ、気持ちよくさせたりリラックスさせてくれたりするものもあれば、逆にイライラさせたり嫌悪感を覚えるものもあり、また過去の記憶を呼び起こすニオイもあります。一方で嗅覚を失うと世界は突然無味乾燥なものになるばかりでなく、そのアイデンティフィケーション(同定)すら危うくもなります。
★ 本セミナーでは、とくに嗅覚に焦点を当てつつ、ヒトの知覚・感情・記憶のメカニズムに迫っていくことで、我々がブランドに心酔したり、強い嗜好が形成される背景について詳解します。
★ 対象:香りの効果によるストレス低減・消臭・デオドラント商品の開発に携わる研究者・技術者はじめ、企画担当者・マーケティング担当者、香料材料メーカの技術者など香り・ニオイを扱う全ての方々。

講 師

文京学院大学 人間学部 心理学科 心理学科長/教授 
小林 剛史

プログラム

●時 間13:00~17:00 
●内容
 嗅覚を失うと、目の前にいる知人が、自分が知っているその人ではなくなります。母親が、恋人が、以前の母親、恋人と感じられなくなることすらあります。何故でしょうか。これはひとえに我々の知覚・感情・記憶のメカニズムに依っています。我々が視覚にかなりの情報を頼って生きていることは論を俟ちません。
 しかし同時に、聴覚、触覚、味覚、嗅覚はすべて外界の枠組みを構築する手がかりとなっています。その一部が欠損したとき、世界は、突然無味乾燥なものになるばかりでなく、そのアイデンティフィケーション(同定)すら危うくなることがあるのです。
 本セミナーでは、とくに嗅覚に焦点を当てつつ、ヒトの知覚・感情・記憶のメカニズムに迫っていくことで、我々がブランドに心酔したり、強い嗜好が形成される背景について解説していきます。

 1.ソマティックマーカー説による感情喚起のメカニズムの理解
 2.アイデンティフィケーション(同定)機能のメカニズム
 3.嗅覚における慣れと快不快度、感覚強度
 4.においに対する先入観の影響
 5.嗅覚と記憶
 6.嗜好品が人にもたらす影響

講師プロフィール
筑波大学 大学院心理学研究科 心理学専攻 博士課程修了。
独立行政法人産業技術総合研究所客員研究員、法政大学、東洋大学、目白大学、東京成徳大学等兼任講師歴任。現在、文京学院大学人間学部心理学科長、教授。
研究テーマは、嗅覚を介した情報処理と生理反応、感情と記憶、嗅覚認知機能の脳イメージングなど。嗅覚検査技術の評価にも従事。

研究論文
・『Effects of cognitive factors on perceived odor intensity in adaptation/habituation processes: from two different odor presentation methods. Chemical Senses, 33 (2008) 163-171.』
・『におい刺激に対する教示の効果の研究法.感情心理学研究,17(2009)』
・『同一のにおい刺激に対する情報付与内容の操作が心臓血管反応に及ぼす影響.におい・かおり環境学会誌,40, (2009) 177-185.』
・『人工観葉植物と精油の対提示が心理・心臓血管反応に及ぼす影響.生理心理学と精神生理学,(2013)227-242.』
・『においを取り巻く情報が心理・生理反応に及ぼす影響.Aroma Research,17(2016)137-142.』
・『Familiarity and Retronasal Aroma Alter Food Perception, Chemosenory Perception, 11 (2018)77-94』など。