化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆ 40年にわたりフィルム成形に関する研究を続けてきた経験を基に、実例を交えながらわかりやすく解説する!

R&D支援センターセミナーのご案内

       開催日時:2019年10月7日(月)10:30~16:30
       会  場:大阪産業創造館 6F 研修室B  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:55,000円(税込、昼食・資料付)
            お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。折り返し、聴講券、会場地図、請求書を送付いたします。

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講 師

 金沢大学名誉教授 学術博士 山田 敏郎 氏

【ご専門】
 化学工学、成形加工学、重合工学

【ご略歴】
 1971年 3月 金沢大学工学部化学工学科卒業
 1973年 3月 金沢大学工学研究科修了(化学工学専攻)
 1973年 3月 東洋紡績㈱入社 犬山工場(フィルム製造)
 1974年 3月 総合研究所に転勤:PET連続重合プロセスの開発(全社プロジェクト)
 1976年 8月 膜分離(有機膜)技術の開発/コンピュータグループ兼務
       PET重合プロセス;シミュレーション、琵琶湖汚染シミュレーション、
       静止衛星シミュレーション技術等の開発 
 1979年10月 400℃耐熱無機膜モジュールの開発(C1化学国家プロジェクト参加)
 1982年 2月 磁気テープ用ベースフィルムの開発(全社プロジェクト) 
 1994年 5月 高強度・高耐熱繊維用ポリマー(PBO:ザイロン)製造プロセスの開発
 1995年 7月 東洋紡績㈱退社、金沢大学(教授)へ転任
 2014年 3月 金沢大学退職、現在に至る

【研究分野】
 高分子成形加工技術(フィルム及び繊維の製造技術);高分子重合技術;養蜂技術;他

【賞 罰】
 1)プラスチック成形加工学会論文賞受賞(1993年6月)
 2)東洋紡績㈱社長賞(特許)受賞(2004年)(LED用のフィルム)
 3)第8回先端技術高分子国際シンポジウムPAT2005で優秀発表賞受賞(2005年9月) 
 4)金沢大学大学院自然科学研究科 優秀貢献賞(2008年3月)
 5)プラスチック成形加工学会功労賞(2008年6月)
 6)日本在来種みつばちの会 感謝状(2011年12月)
 7)プラスチック成形加工学会論文賞受賞(2012年6月)ほか

 DR主任指導学生(20名);査読付論文(131報);書籍(19冊);
 国際学会発表(131件);特許(69件);国内学会発表(225件);
 総説・解説(39件);他講演(80回?以上) ほか

定 員

 30名

受講対象・レベル

 フィルムを取り扱う企業の技術者
 (フィルム製造技術者、フィルム加工技術者、フィルム用ポリマー開発技術者等)

必要な予備知識

 特に必要ないが、できれば、Research Gate から小生の研究報告をダウンロードして、予め読んでおけばより深く理解できる。なお、Research Gate の案内に従って登録すれば、技術者はだれでもダウンロードできる。

習得できる知識

 フィルム製造技術の概要を習得できる

趣 旨

 押出・キャスティング工程から延伸工程、巻取工程までのフィルム製造時において、様々な課題に遭遇する。これらの課題を解決するための基礎技術から最近の研究成果までを、企業技術者・研究者としての22年間と2014年3月に退職するまでの大学研究者としての20年間、延べ約40年にわたり高分子フィルム成形に関する研究を続けてきた経験を基に、実例を交えながら、理論解析を中心に、質疑に逐一答える形で解説する予定である。具体的には、フィルムを取り扱う時に遭遇する様々なトラブルとその対策について、逐次二軸延伸フィルムを中心に説明する。更に、フィルム製造時の基本技術はもちろんのこと、厚みムラや幅方向の物性差の要因となるボーイング現象や光学フィルム等で問題となる延伸工程中での 分子配向軸やレターデーション挙動の予測法を紹介する。

プログラム

1.40年の研究生活を振り返って

2.これまでの高分子に関する研究概要紹介
 2.1 高分子反応工学
 2.2 高分子成形加工
  (1)フィルム製造プロセス解析
  (2)紡糸プロセス解析
  (3)射出成形工程・樹脂封止工程解析
 2.3 高分子成形品の特性評価

3.逐次二軸ポリエステルフィルム製造プロセスとトラブル対策
 3.1 概要
  ・押出・キャスティング工程
  ・縦延伸工程
  ・横延伸・熱固定工程 
  ・トリミング・巻き工程
  ・フィルム製造プロセスでのポリマーに及ぼす温度の影響
 3.2 フィルム成形加工時のトラブルとその推定要因
  (1)フィルムの共通特性に関するトラブル
  ・厚みムラ(偏肉) 
  ・平面性不良(ハギネス;波状たるみ)
  ・幅方向物性差(ボーイング歪み)
  (2)コンバーティング時のフィルム基材に因るトラブル
  ・印刷加工時および後のトラブル
  ・ラミネーション時または製袋後のトラブル
  ・用語の定義
 3.3 フィルム製造プロセス(製膜・延伸・巻取)中でのトラブル
  (1)押出・キャスティング工程でのトラブル
  (2)縦(MD)延伸工程でのトラブル
  (3)横(TD)延伸工程でのトラブル
  (4)巻き工程でのトラブル

4.フィルム工程データの統計解析
  ・製膜シミュレーションとは
  ・フィルム製造工程エキスパートシステム
  ・製造工程データの統計解析例
  ・巻き易さの解析
  ・フィルム製造工程内の温度計測

5.フィルム製膜技術の概要

6.押出・キャスティング工程の解析

7.ピニング装置を有するキャスティング工程のシミュレーションモデル
 (1)キャスティング工程における定常状態の理論解析
 (2)キャスティング工程における過渡状態の理論解析

8.フィルム縦延伸工程のシミュレーションモデル

9.フィルム横延伸工程のシミュレーションモデル
 (1)横延伸工程中でのフィルムの分子配向状態の予測
 (2)横延伸工程(テンター)内での
  ・ミクロ変形挙動(レタデーション(複屈折)分布)予測
 (3)多層フィルムの横延伸工程中の変形挙動予測

10.巻き工程の解析
 (1)巻き込み空気量を考慮した巻き工程解析

 【質疑応答・名刺交換】