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S&T出版セミナーのご案内

       開催日時:2019年10月30日(水)10:15~16:30
       会  場:中央大学駿河台記念館 430号室  → 会場へのアクセス 
            〒101-8324 千代田区神田駿河台3-11-5
       受 講 料:55,000円(税込) ※ 昼食・資料付
            お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。折り返し、聴講券、会場地図、請求書を送付いたします。

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セミナーの趣旨

 自動運転に欠かせないLiDAR技術の最新動向を紹介するセミナー。現時点での位置づけと展望、自動運転技術適用の現実と課題、要素技術のレーザ技術、普及のキーテクノロジーであるソリッドステートLiDARについて4名の専門家に解説いただきます。

プログラム

第1部 10:15~11:45
LiDARの現在・課題・展望
講 師 伊東 敏夫 氏
芝浦工業大学 システム理工学部 機械制御システム学科 教授 
 講師経歴 1982年、神戸大学工学部システム工学科卒、同年、ダイハツ工業㈱入社。
以来、カーエレクトロニクスの研究開発に従事し、各種運転支援システムを開発。社外活動として、ISO/TC204/WG14(走行制御システム)の日本代表を15年間担当。
2013年、ダイハツ工業㈱を定年退職し、芝浦工業大学に着任、運転支援システム研究室を開設し、現在に至る。

1993年、システム制御情報学会椹木記念論文賞受賞
2010年、自動車技術会フェロー認定

趣 旨  自動運転を目指した自動車では、環境認識センサとしてカメラ、ミリ波レーダが採用されています。更に今後の自動運転の高度化のため、ミリ派レーダより高精度なLiDARが注目されています。そこで本セミナーでは、今後飛躍的な市場拡大が期待されるLiDARの現状の課題と最新研究開発の動向について、自動運転への応用の観点から紹介します。
プログラム 1. 自動運転に必要なセンシング技術
 1.1 自動運転用センサの経緯
 1.2 自動運転に必要なセンサ性能

2. 各センシング技術の特徴
 2.1 ミリ波レーダ
 2.2 ステレオカメラ画像処理
 2.3 単眼カメラ画像処理
 2.4 LiDAR

3. LiDARの現状と今後の動向
 3.1 各LiDARの構造
 3.2 今後の動向

   【質 疑 応 答】

 
第2部 12:30~13:50
自動運転におけるLiDARの活用の現状と課題 
講 師 二宮 芳樹 氏
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 特任教授 
 講師略歴 (略歴)
1981年 名古屋大学 工学部 電子工学科 卒業
1983年 名古屋大学 大学院工学研究科 電子工学専攻 博士課程前期了
1983年(株)豊田中央研究所 入社
2003年 同 第22研究領域 リサーチ・リーダ
2011年 同 情報エレクトロニクス研究部 部長
2014年 名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授(工学博士) 現在に至る
2015年 (株)ティアフォー 取締役 現在に至る

(学協会活動)
 IEEE,電子情報通信学会,自動車技術会 会員

(褒賞)
 第3回日本映像処理研究会 特別賞,情報処理学会論文賞 他

趣 旨  自動運転が現実化し、その実用化に向けた技術開発が世界中で進められている。レベル3以上の自動運転にはLiDARが必要と言われている。本講座ではLiDARが必要になる理由やその経緯を明らかにするとともに、現在の自動運転用のLiDARを外観し、その技術トレンドや課題を示す。また、LiDARで可能になる自動運転の将来像についても展望する。
プログラム 1. 自動運転の概要と現状

2. 自動運転による社会インパクト

3. 自動運転の歴史と一般道・レベル3以上の自動運転を可能にするキー技術

4. 自動運転でのLiDARの必要性

5. 自動運転用のLiDARの現状と技術トレンド

6. LiDARにより可能になる自動運転の機能

7. LiDARにより可能になる自動運転の将来像

   【質 疑 応 答】

 
第3部 14:00~15:00
LiDAR光源用レーザの技術動向 
講 師 鷲尾 邦彦 氏
㈲パラダイムレーザーリサーチ 取締役社長 
 講師略歴 略歴:
1968年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学修士課程終了
1968年4月 日本電気((株)入社、中央研究所量子装置研究部勤務
1980年2月 東北大学工学博士(論文)
1984年12月 同社光エレクトロニクス研究所光基礎研究部長
1986年7月 同社レーザ装置事業部開発部長
  以後、同社レーザ装置事業部技師長、同社FA開発本部長代理などを経て
1998年7月 同社制御システム事業本部主席技師長
2003年8月 同社定年退職
2003年9月 有限会社パラダイムレーザーリサーチを設立し、取締役社長に就任
現在に至る。

専門:レーザ及びレーザプロセッシング
・一般社団法人レーザー学会フェロー
・一般社団法人レーザ加工学会理事
・一般財団法人光産業技術振興協会多元技術融合光プロセス研究会顧問
・一般財団法人光産業技術振興協会IEC/TC76/レーザ安全性標準化部会委員
・一般財団法人光産業技術振興協会ISO/TC172/SC9分科会委員
・米国LIA(Laser Institute of America)フェロー
・SPIE LASE 2019 Program Track Co-Chair (Laser Sources)
・工学博士(東北大学)、技術士(応用理学部門)

趣 旨  車載用LiDARは、広い視野を有し、高分解能で遠方の3次元画像データを高速に取得できるものが求められている。ここでは、視野1°×1°内に少なくとも画素数1以上が得られ、かつ測定距離が20 m以上~250 m以下程度の性能を有する3D LiDAR向けレーザ光源に関する最近の技術動向について主に紹介する。パルスレーザは、主にdToF (direct Time of Flight)方式LiDAR用であり、またCWレーザは、主にFMCW (Frequency Modulated Continuous Wave) LiDAR用である。。現在、波長905nm帯LiDAR用パルスレーザが最も発達しているが、波長1550nm帯LiDAR用レーザ(パルス及びCW)も発達しつつある。SWIR帯の光検出器の大幅な低コスト化を目指したGe-on-Si APDや、シリコンフォトニクスを駆使したOPA (Optical Phased Array) ないしメタ表面を用いた新方式のスキャナなどの進展によっては、SWIR帯レーザ光源の高性能化及び低コスト化などが一層加速される可能性がある。
プログラム 1. 車載LiDAR用レーザ波長の選定に当たって考慮すべき、いくつかの事項
 1.1 目に対するレーザの安全性の波長依存性
 1.2 光検出器の種類による検出感度の波長依存性
 1.3 屋外における背景光の強度スペクトルと光検出器のS/Nの波長依存性
 1.4 悪天候時における大気の透過率の波長依存性

2. 車載LiDAR用各種レーザ光源の特長及び課題
 〇端面発光半導体レーザ、〇VCSEL、〇ファイバレーザ、〇固体レーザ

3. 車載LiDAR用レーザ光源の最近の開発事例
  (レーザ用ドライバの開発例も含む)
 3.1 スキャンLiDAR用短パルス発振端面発光半導体レーザ
   (波長905nm帯)
 3.2 フラッシュLiDAR用パルス発振VCSELアレイ
   (波長850nm帯、波長940nm帯)
 3.3 スキャンLiDAR用パルス発振ファイバレーザ
   (波長1550nm帯)
 3.4 フラッシュLiDAR用パルス発振マイクロチップ固体レーザ
   (波長1064 nmほか)
 3.5 FMCW LiDAR用各種CWレーザ
   (波長1550nm帯)

   【質 疑 応 答】

 
第4部 15:10~16:30
ソリッドステートLiDARの開発 
講 師 馬場 俊彦 氏
横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 教授 
 講師略歴 1985年横浜国立大学卒,1990年同大学院博士課程修了(工学博士),1990年東京工業大学助手,1994年横浜国立大学助教授,2005年横浜国立大学教授,現在に至る.電子情報通信学会,応用物理学会,IEEE/Photonics,OSA会員,日本学術会議連携会員.現在,応用物理学会副会長.2005年日本学術振興会賞,2012年市村学術賞功績賞,2016年文部科学大臣表彰科学技術賞など.
趣 旨  自動運転やロボット向けに、LiDARの小型、低コスト、安定化の要求が高まっており、可動部をもたないソリッドステートLiDARの開発が盛んである。ここではSiフォトニクスによる光集積と非機械式光偏向、ならびに高感度なFMCW方式が利用される。本発表では、あらためてLiDARの応用分野や、現在の3次元イメージセンサの中のLiDARの立ち位置、通常のTOF方式とFMCW方式の原理と性能、ソリッドステートLiDARの開発状況などを俯瞰する。また、ソリッドステートライダーの中でも、高解像度が期待されるスローライト方式について、原理と個々の機能の動作、LiDARに向けた見通しを報告する。
プログラム 1. LiDARと応用分野

2. TOF方式とFMCW方式

3. 様々な3次元イメージセンサとLiDARの比較

4. ソリッドステートLiDARを目指すSiフォトニクス技術

5. 光フェーズドアレイの状況

6. スローライト方式の原理

7. 非機械式光偏向

8. FMCW方式による測距信号の観測

9. ワンチップLiDARに向けて

   【質 疑 応 答】