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R&D支援センターセミナー

       開催日時:2019年8月29日(木)12:30~16:45
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 会議室
                → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

定 員

 30名

習得できる知識

・高分子材料の力学的性質(特に粘弾性挙動)
・制振材料の考え方
・制振材料としての粘弾性特性制御の考え方
・制振・防振材料の設計方法
・制振材料を適用した場合の音・振動特性の評価事例

プログラム

第1部 12:30~13:45、14:00~15:15
「高分子の力学的性質と制振、防振材料の設計・評価」
 講 師 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学) 
赤坂 修一 氏
  (専 門)
 振動・騒音対策材料(制振、防振、吸音、遮音材料)

(略 歴)
 1999-2002 横浜ゴム㈱
 2002-2005 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 博士後期課程
 2005-2008 東京工業大学大学院 理工学研究科 研究員
 2008-2016 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 助教
 2016-現在 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教(現職)

(主な学会活動)
 ・日本ゴム協会 関東支部 副支部長
 ・制振工学研究会 材料技術分科会 主査
 ・制振工学研究会 振動音響解析ワーキンググループ 主査

受講対象・レベル 制振、防振材料に関する基礎を学びたい方。
趣 旨  振動は望まれない現象であり、多くの製品で対策が講じられている。振動対策は、主に振動を低減する「制振」と振動伝搬を抑制する「防振」に分類される。高分子材料は、力学的損失が大きく、柔軟で成形性が高いことから、多く用いられている。効果的な対策を行う上で、これらの現象を理解し、材料を設計することが重要となる。本講演では、これらの特性の理解に必要な高分子材料の力学的性質(特に粘弾性挙動)、また、制振・防振材料の設計、評価方法について解説する。
《プログラム》 1. 振動、騒音対策の概要
 振動騒音対策(制振、防振、吸音、遮音)の種類

2. 高分子材料の力学的性質
 2.1 高分子の構造
 2.2 力学的性質の各種測定法
 2.3 高分子の粘弾性挙動

3. 制振・防振材料の設計と評価
 3.1 制振材料の材料設計(可塑剤・フィラー添加、ブレンド、架橋など)
 3.2 制振性能の評価手法
 3.3 防振(振動絶縁)材料の材料設計

【質疑応答・名刺交換】

 
第2部 15:30~16:45
「新規熱可塑性ポリオレフィンの開発と制振材料への展開」
 講 師 三井化学㈱ 研究開発本部 高分子材料研究所 新市場開発チーム 主席研究員 中島 友則 氏
  (専 門)
 高分子物性、音響・振動制御材料

(略 歴)
 2006年3月 横浜国立大学大学院 工学府 機能発現工学 博士課程前記 修了 
 2006年4月 日系化学メーカー 入社
 2017年5月 日系化学メーカー 退社
 2017年6月 三井化学㈱ 入社

受講対象・レベル 自動車用途を始め、音・振動制御に携わる方。特に制振材料に興味をお持ちの方。
趣 旨  近年の自動車業界では,「車体の軽量化」と「静粛性の向上」の両立が強く求められており、重量を最小限に留めた防音対策として、遮音・吸音・制振・防振が必要となる。本セミナーでは、三井化学(株)の新規熱可塑性ポリオレフィンと、制振材料としての展開事例について紹介する。
 制振材料は、その粘弾性特性の制御が重要であり、新規熱可塑性ポリオレフィンとEPDM等との複合化による制御事例、また制振材料としての音・振動特性の評価事例を中心に紹介する。
《プログラム》 1.エラストマーによる振動制御
 1.1 防振と制振
 1.2 エラストマーの動的粘弾性

2.制振材料の基本的な考え方
 2.1 2層構造:非拘束型制振材料
 2.2 3層構造:拘束型制振材料

3.熱可塑性ポリオレフィン アブソートマー®
 3.1 アブソートマー®とは?
 3.2 アブソートマー®とEPDMの複合化による粘弾性制御
 3.3 アブソートマー®を適用した制振材料の音・振動特性

4.まとめ

【質疑応答・名刺交換】