化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2019年8月7日(水)13:00~16:30
       会  場:連合会館 401会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       受 講 料:43,200円(税込) ※ 資料付

講 師

鈴木 励一 氏
㈱神戸製鋼所 技術開発本部 自動車ソリューションセンター 
マルチマテリアル接合研究室 室長 

 
<講師略歴>
・1992/4 ㈱神戸製鋼所入社 溶接棒事業部 技術部配属
 以後、建築、自動車、造船、建設機械、車輌、火力・原子力発電などの各種産業向け溶接材料および溶接法の研究・開発に一貫して従事
・2015/2 博士号 学位(工学) 拝受
・2015/4 溶接事業部門 技術センター 専門部長 兼 技術開発本部 機械研究所 マルチマテリアル構造接合研究室 専門部長
・2017/4 技術開発本部 自動車ソリューションセンター マルチマテリアル接合研究室 室長 兼 溶接事業部門 技術センター 専門部長

社外活動 (主査役、幹事役、委員、オブザーバ)
・(一社)日本溶接協会 溶接材料部会
・(一社)日本溶接材料工業会 技術委員会
・(一社)日本建築学会 材料部会
・(一社)日本鋼構造協会
・(一社)日本鉄鋼連盟
・AW検定協議会

セミナーの趣旨

 自動車の軽量化に有効な素材として、超高張力鋼板やアルミニウム合金、さらにはCFRPの採用が期待されている。これらはいずれも難接合性素材であり、さらにそれらを組み合わせるとなると、異材接合は非常な重要な要素となる。既に欧米においては異材接合技術の普及期に入って日が経つが、日本はこれからである。主に鋼とアルミニウムの接合を対象とした、既存異材接合技術の特徴と課題、電食対策としての使いこなし術、さらには今後実用化が期待される新技術について紹介する。

プログラム

1. 自動車の車体に用いられる素材の動向と、溶接性に及ぼす変化
 1.1 鉄鋼材料
 1.2 アルミニウム材料
 1.3 樹脂材料

2. 接合法の分類

3. 異材接合の一般的問題

4. 異材接合法のメカニズム的分類
 4.1 異種金属接合可否
 4.2 異種金属接合のメカニズムと強度の関係
 4.3 主な異種金属接合法一覧

5. 異材接合法の種類~(1)機械的接合法
 5.1 機械接合 両側アクセスと片側アクセス
 5.2 メカニカルクリンチ
 5.3 SPR
 5.4 タックリベット
 5.5 ブラインドリベット
 5.6 FDR
 5.7 FDS
 5.8 ImpAcT
 5.9 機械的接合法と超ハイテン鋼板の関係性

6. 異材接合法の種類~(2)機械的接合+溶接法
 6.1 REW
 6.2 New REW
 6.3 FEW
 6.4 EASW
 6.5 ELW
 6.6 RSW with punching rivet
 6.7 継手形状との関係性

7. 異材接合法の種類~(3)直接接合法
 7.1 FSW
 7.2 FSSW(FSJ)
 7.3 制御式抵抗スポット溶接法
 7.4 ブレージング(ろう付け)法
 7.5 爆着
 7.6 電磁圧接
 7.7 摩擦圧接

8. 異材接合法の種類~(4)接着
 8.1 接着剤の効果と将来予想
 8.2 構造用接着材の種類
 8.3 接着剤の強度、剛性向上効果の一例
 8.4 接着剤の施工能率
 8.5 接着剤による接合点削減と設備共通化期待
 8.6 接着性能に及ぼす素材の影響
 8.7 接着剤活用の課題

9. 欧州で実用化されている異材接合法の実績

10. 電食対策
 10.1 異材接合部の電食対策の基本
 10.2 隔てる; 接着材併用策
 10.3 覆う; シール剤
 10.4 皮膜処理
 10.5 各種電食対策法の実験例
11. 従来接合法の課題

12. 開発中の新異材接合法の紹介

13. 今後の展望

14. 総括

        【質疑応答】
 

受講対象者

 ・接合技術全般について初心者~中級者、あるいは鋼の溶接技術には習熟しているが、溶接以外には詳しくない方。
 ・生産技術、材料技術の業務に従事されている方。

学べる事

 構造用素材と各種接合技術の関係性、また長所だけでなく、短所について重点的に理解することが出来ます。