化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2019年7月29日(月)13:00~16:30
       会  場:連合会館 502会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       受 講 料:43,200円(税込) ※ 資料付

講 師

船津 公人 氏
東京大学 大学院工学系研究科 化学システム工学専攻 教授
(兼務)奈良先端化学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター 教授 研究ディレクター

 
<講師略歴>

昭和53年3月 九州大学理学部化学科卒業
昭和55年3月 九州大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了
昭和58年3月 九州大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了 理学博士
昭和58年4月~昭和59年3月 九州大学理学部研究生
昭和59年3月 豊橋技術科学大学工学部物質工学系助手
昭和63年4月  同上 知識情報工学系助手
平成4年4月   同上 助教授
平成16年~ 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授
現在に至る
平成23年 ストラスブール大学招聘教授

1) アメリカ化学会 2019Herman-Skolnik Award(2018年8年)
2) The Molecular Informatics Best Paper Award 2017 (2018年1月):受賞論文:Mol. Inf. 2017, 36, 1700030.
3) 化学工学会 SIS部会 技術賞 (2016年9月)
4) 日本コンピュータ化学会 学会賞 (2003年5月)
5) 日本化学会・Bulletin of Chemical Society of Japan (BCSJ)論文賞(2001年3月): 受賞論文:Bull. Chem. Soc. Jpn., 73, 1955-1965 (2000).
6) 日本科学技術情報センター 丹羽賞・学術賞(1988年4月)「化学研究における情報管理および設計支援システムの開発」
 

セミナーの趣旨

 高分子材料の物性はプロセス条件によって変化する。この意味で高分子設計を行う際に、プロセス情報を取り込んだモデルを構築し、それを逆解析することが重要となってくる。これは「何を作るか」を考える際に「どう作るか」を考えることにつながる。さらに「どう作るか」の先には、品質管理を念頭に置いた生産がある。この生産時の品質管理までつなぐことで材料設計とプロセス管理が完結する。これをプロセスインフォマティックスとして提唱している。プロセスインフォマティクスを構成するにあたって必要となるデータ解析の姿を紹介する。

プログラム

1.はじめに
 1) データ解析の基礎
 2) 扱うデータの特性を把握する
  a) 主成分分析
  b) 回帰分析の基礎

2.ケモインフォマティクスとは
 1) データのモデル化法について
 2) モデルの逆解析について

3.分子設計の事例紹介
 1) 医薬品分子設計
  a) 化学空間の可視化による構造探索
  b) タンパクと化合物の相互作用空間の可視化と構造探索

4.ポリマーアロイを題材とした有機材料の設計
 1) 輝度向上性フィルムの成分組成とプロセス条件の最適化
 2) PPを主体として輸液用パックの開発
 3) 共重合ポリマーの設計
   構造の記述子化について

5.触媒設計についての事例紹介

6.ケモインフォマティクスを進めるにあたっての環境、データフォーマット、ツールについて

7.少ない実験データから出発して少ない実験回数で目的物性を実現させるには

8.ソフトセンサー
 1) 化学プラントの監視のためのソフトセンサー
  a) ソフトセンサーの構築法
  b) ソフトセンサーの劣化
  c) 適応型ソフトセンサーの開発
 2) ソフトセンサーを用いた制御

9.プロセス・インフォマティクス
  材料設計・プロセス設計・品質管理と制御の連動

       【質 疑 応 答】